2016年07月04日
S&T TAR-21 TAVOR分解レビュー(メカボックス編)

こんばんは、Tacです。
前回は外装分解を行いましたので、今回はメカボックスを分解していきます。


まずはブローバックダミーボルトを取り外します。
メカボックス上部のネジを2本外し、ブローバックダミーボルトのリターンスプリングも外します。
ブローバックダミーボルトの固定ネジには衝撃が加わり緩みやすいので、組み立てる際にはネジロック剤を塗布すると良いでしょう。


メカボックスの外側にややこしそうなパーツがたくさん付いていますね。(OvO)
まずはトリガーのロッドから外してみましょう。

お次はボルトロックパーツを取り外します。
スプリングを飛ばさないように注意しましょう。

メカボックスをひっくり返し、セレクターのロッドを取り外します。
小さな引きバネが2本付いているので、それらを外してからプレートを外しましょう。


このモデルはピストンリリース機能が付いているので、逆転防止ラッチ解除用のプレートが付いています。
それを外し、ラッチも解除しておきましょう。

スプリングガイドはQDタイプになっています。
ガイドの固定ネジを外し、6mmの六角レンチを使って一旦押し込み、少し回転させて取り出します。

メカボックスのネジは10本!
それぞれ長さが違うので、外したらどこのネジか分かるように並べて置いておきましょう。


配線がスパーギアの上を通っている特殊なメカボックスです。
ギアやピストン、シリンダーなどは共通規格のパーツなので安心です。

このモデルは最初から強化ギアが入っており、耐久性は抜群です。
精度も高く、作動音もたいへん良好ですよ!


セクターギアとスパーギアの軸受けはメタルで、若干の変形が見られたため、今回はベアリング軸受けに交換しました。
全ての軸受けがベアリングになったことで、回転抵抗はかなり軽減されております。


このモデルはマイクロスイッチを搭載しているため、スイッチ焼け対策は必須です。
今回はダーティワークス製のPicoSSR3 MOS-FETとハイレスポンスコードの組込をご注文いただいておりますので、それらを組み込みます。
PicoSSR3 MOS-FETは世界最小の電動ガン用FETで、スペースを気にすること無く、幅広い電動ガンへの組み込みが可能!
当店でも一番人気のFETとなっております。
そのPicoSSR3と、ハイレスポンスコードを組み合わせることで、スイッチ焼けの防止とレスポンス向上が得られます。
ハイレスポンスコードは通電効率の良い銀メッキ配線なので、Tコネクターを組み合わせることで、更に効果を発揮しますよ!(OvO)
このメカボックスはスパーギアの上を配線が通っていますが、配線がギアに巻き込まれる心配はありません。
特に調整モデルでは徹底していますし、ハイレスポンスコードは被膜が硬いので、たるんでしまうこともありませんよ!

タボールはレシーバー後方にスペースがあるので、FETは後方に配置しました。
ただ、ブローバックダミーボルトの後退の事を考えて配置する必要があるのであまり大きなFETは厳しいかもしれません。
PicoSSR3にはヒューズが付いていないので、ヒューズを別で取り付ける必要があります。
ハンドガード内はスペースがギリギリなので、今回はFETの横にヒューズを配置しました。
S&Tのタボールのブローバックはとても面白いですよ!
紹介動画もぜひご覧下さい!
以上、S&T TAR-21 TAVOR分解レビュー(メカボックス編)でした!
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