2022年11月21日
DE Airsoft Aeroknox AX//15 分解レビュー

こんばんは、Tacです。
本日はダブルイーグル社の最新フラッグシップモデルDE Airsoft Aeroknox AX//15 AEG (Kestrel V2/Official Licensed)の分解レビューを行います。
こちらは、アメリカの『Aeroknox』社の正規ライセンスを取得した、リアル派電動ガン。
ひと目で分かる独特の意匠で、ダブルイーグル社製電動ガンで初のフルメタル外装です!
また、メカボックス内部もフラッグシップモデルに相応しい豪華仕様。
Bluetooth対応に対応した電子トリガー「Eshooter Kestrel V2」が搭載されております。
これまでのダブルイーグル製電動ガンに搭載されていた電子トリガーシステムから大幅に進化しており、機能は以下のとおりです。
3 - 10点の可変バースト設定
バイナリートリガー
スナイパーディレイ
プリコッキング
アクティブブレーキ
リアルマガジンモード(30R)
ROFコントロール
LiPoバッテリー保護機能
スマートヒューズ搭載
1時間でのスリープモード
MOSFETによる完全なスイッチ保護
これらがBluetoothを使用してスマホアプリから設定可能です。(Android・iPhone対応)
それでは分解に移ります。


丸で囲った部分のピンを抜き、レシーバーを上下分割します。
チャンバーはダブルイーグル共通のドラム式チャンバーです。
インナーバレルは一般の電動ガンと互換形状で、長さは305mmです。
SPARK 電動ガン用高精度インナーバレル 飛鋭®改を使用する場合は300mmが適合しますが、アウターバレル内部がストレート構造なので、セッティングによって短くする分には問題ありません。


次にストックパイプを外します。
4mmの六角ドライバーが作業しやすいのでオススメです。
ストックパイプを外すとQDスプリングガイドにアクセスできます。

モーターはダブルイーグル共通です。
一般の電動ガン規格ですので、INAZUMAモーターなどが使用可能!
独特な形状のグリップですが、これがとっても握りやすいんです。


1.5mmのピンポンチでマガジンキャッチのピンを抜きます。
このピンには片側にローレット加工が施されているので、画像のように抜いてください。


左右のセレクターを外します。
左面のセレクターにはセレクターのクリック感を出すピンとスプリングが入っています。

丸で囲った2本のピンを外します。
これらのピンもレシーバー左面から右面方向に抜くようにしましょう。


そうしますとレシーバーからメカボックスを取り出すことができます。
この機種はアンビセレクターとなっておりますので、アンビセレクターギアというパーツがメカボックス両サイドについています。
このアンビセレクターギアですが、1対はシャフトによって左右連結されていますが、そうでないもう1対は乗っかっているだけなので、メカボックスをレシーバーから取り出した時点でポロっと落ちてしまいます。
そうしますと、アンビセレクターギアの取り付けの向きが分からなくなってしまいますので、ギアを押さえながらそーっとメカボックスを取り出して取り付け向きを確認しておきましょう。


メカボックスを開ける前にボルトキャッチパーツの取り外し、逆転防止ラッチの解除、メインスプリングの取り出しを行います。

メカボックスのネジはT10トルクスになっています。


こちらがAeroknox AX//15のメカボックス内部です。
Eshooter Kestrel V2が目を引きますね。

軸受は8mmで、セクターとスパーがメタル、ベベルはボールベアリングです。


ピストンやタペットプレート等はおなじみの配色。
見覚えがあります。

ギアは18:1の焼結金属製。
16枚歯のフルストロークで、ディレイヤーもついています。
このAX//15に入っている電子トリガー「Eshooter Kestrel V2」は光センサーでセクターギアの歯を検知する方式なので、社外製ギアへの交換もOKです。(※セクターギア下段の歯が出ているハイトルクギアは不可)
以上、DE Airsoft Aeroknox AX//15 分解レビューでした。
2022年11月12日
Double Eagle Honey Badger SBR分解レビュー

こんばんは、Tacです。
本日は今や大人気商品となった、「Double Eagle Honey Badger」の分解レビューを行います。
樹脂製ながらも高い剛性を持つハイクオリティな仕上がりで、電子トリガーを搭載し、ガンケースまでついてくるという、ビギナーさんからベテランさんまで誰もが嬉しいエアガンですね!
この価格帯で電子トリガーが標準搭載、しかも全て光学検知式とは恐れ入ります。
一昔前の海外製電動ガンに搭載されている電子トリガーというのは、故障や不良が多かったり、制御が甘かったりという事があったのですが、ダブルイーグルに搭載されている電子トリガーはとても安定していると思います。
それでは、分解手順に移ります。

まず最初に戸惑うのがボルトキャッチの干渉だと思います。
通常のM4と同様にレシーバー前方のピンを抜いてテイクダウンしようとすると、ボルトキャッチがレシーバーの凹凸に引っかかるため、テイクダウンすることができません。
しかしそこは樹脂レシーバー。
矢印の反対側からマイナスドライバー形状の硬いものを差し込み、たわませてボルトキャッチを持ち上げてレシーバーの凹凸を乗り越えます。

マイナスドライバーだと傷を付けてしまう恐れがあるため、無印良品の「隙間掃除シリーズ ヘラ」なんかも使えます。

テイクダウンをするとチャンバー&インナーバレルを取り出せます。
チャンバースプリングがありますので、紛失には注意しましょう。
初めてのエアガンを分解する時は、どのパーツもゆっくり慎重に取り外すのが重要です。
どんなパーツが使われているか分からないので、気付かずにバネを飛ばしてしまい、組み上げたらまともに弾が出ないなんてことが起こります。


ストックを外します。
奥まった位置にある4mmの六角ボルトを外しますので、L字の六角レンチではなく、六角ドライバーがオススメです。

グリップエンドを外し、モーターを取り出します。
この時、モーターを取り外す前(モーター端子を抜く前)に配線レイアウトを覚えておくか、写真で記録しておくことをオススメします。


マガジンキャッチ(1.5mm六角)、アンビセレクター(2mm六角)を外していきます。
アンビセレクター側にはセレクターのクリック感を出すスプリングとピンは入っていない構造です。

レシーバー左面のセレクター(右利きの人がメインで操作する方)には、小さなスプリングとピンが入っています。
これを無くすと厄介です。


次に丸で囲った2本のピンを抜いていきます。
細い方のピンには片側に抜け防止のギザギザがありますので、叩く方向に注意が必要です。
そして、太い方のピンは外し方が通常と異なります。
ピンを抜く前にまずは六角ネジのフタを外さないといけないのですが、そうするとピンが共回りしてしまう&ピンの反対側は掴むところが無いんです。

しかし、そこはよく考えられています。
レシーバーの隙間からよーく見てみると、ピン自体に回転止めに使用する穴が空いています。
そこにピンポンチ等の細い棒状の物を差し込みながら六角ネジを外し、太いピンを抜きます。


メカボックスを取り出すことができました。
アンビセレクターのギアがついていること以外は一般的な構造です。

ここでまずは逆転防止ラッチを解除します。
このメカボックスはQDスプリングガイドなので、メカボックスを開けずともメインスプリングは取り出すことができるのですが、セクターギアによってタペットプレートが引かれている状態も解除してからメカボックスを開けたいという狙いがあり、必ずラッチ解除をします。

このようにQDスプリングガイドを90°回転させることで、メインスプリングを取り出せます。

あとはメカボックスのネジを全て外せば開封することができるのですが、シリンダーヘッドのあたりがハマりがちです。
メカボックス後部から持ち上げて無理に開けるよりは、丸で囲ったあたりをプラスチックハンマーで優しくコンコンしてあげるとスムーズに開けることができます。

こちらがメカボックス内部です。
カラフルな樹脂パーツが目を引きますね。


なんとなく、見覚えのある色合いです。

ここがダブルイーグルのイイトコロ。
物理式スイッチが一切ない、ALL光学検知式電子トリガーです。
最初からこれが入っているのはお得ですね~。

その他、もちろん軸受も金属製、ベベルギア軸受はボールベアリング。
8mmサイズなので強度も申し分ないですね。

さて、ダブルイーグル ハニーバジャーの分解レビューはいかがだったでしょうか。
このようにガンケースも付いてきますので、そのままサバゲーに持っていける優れものです。
ダブルイーグル製電動ガンはその他にも豊富なラインナップがございますので、ぜひ一度ご覧になってみてください。