電動ガン動画

2024年01月25日

G&G FAR 9 分解レビュー



こんばんは、Tacです。
代理店様から許可をいただきましたので、G&G FAR9の分解レビューをしていきます!

ご質問等は当店ホームページのお問い合わせフォーム、またはAIRSOFT97公式LINEからだとスムーズです。

G&G FAR 9のご購入はこちら↓
https://airsoft97.com/products/detail/10249




まずはレシーバーの上下分割から。
ピンを抜き、ハウジング内の給弾ルートを押し上げながらスライドさせると分割できます。




チャンバーへアクセスするため、アウターバレルごと取り外します。

アウターバレル根本の片側4本(合計8本)のネジの締める順番と締め具合によって、アウターバレルとハンドガードのセンタリングを調整できますよ。





チャンバー前進用のレバー(名前がわかりません)を取り外し、チャンバーをロックするパーツのスプリングを外しておきます。



そうすると、ハンドガードからアウターバレルが抜けます。




次にアウターバレルからチャンバーを取り出します。

上下のプレート、プレートを固定しているネジを外せばチャンバーが抜けます。




折りたたみを可能にする、専用のアウターバレルとチャンバーです。

インナーバレルは205mmで、一般の電動ガンと互換性があります。

飛鋭改208mmの組み込みも可能で、チャンバーを前進させた状態でもアウターバレルから飛び出ることなくピッタリ収まります。

パッキンも互換性ありです。

構造を見てみると、インナーバレルは100mmくらいまでは短くしても大丈夫そうです。




ストック、グリップの取り外しです。

イフリートモーターが標準搭載されています。




メカボックスはVER.2 MIG
後方にETU基板を収納し、より立ったグリップ角度になっています。




ダミーボルトカバーを外しておきましょう。
外さなくても分解はできますが、メカボックスを閉める時に難儀なので......。




メカボックスを開ける前にこれらを外しておきます。





進化を続けるETU
初代の半分以下のサイズになりました。

信号線の配列がこれまでとは逆になっているので、PERUN ETU++などの社外ユニットを付ける場合は変換コネクターが必要です。

SPARK HJE ZEROコネクター
https://airsoft97.com/products/detail/9896

PERUN ETU++
https://airsoft97.com/products/detail/5093

メカボックスに貼られているのは絶縁シートなので捨てないようにしましょう。




あとは通常通りメカボックスを分解していきます。

タペットプレートが少し引かれていますので、逆転防止ラッチを開放してタペットプレートをリリースします。




ショートストロークのセクターギア、金属歯ピストン、8mmボールベアリング軸受。

G&Gのハイエンドモデルの構成です。

G&Gに駆動系パーツはとにかく耐久性が高く、特にこのピストンは電動ガン用ピストンの中で最も耐久性が高いと言っても過言ではないと思います。



箱出しで使えて当たり前の時代ですが、我々エンジニアは更によい仕上がりを求めます。

シム調整の方法・手順にはそれぞれ流儀があると思いますので割愛しますが、要は構造的に最適化されれば良いです。



グリスにも流儀がありますよね。
どのグリスをどの配分でどこに使うのか。

電動ガンのグリスにこだわる人は、きっとバイクや車のエンジンオイルにもこだわるはず。

かくいう私も自分のバイクの油脂類やチェーンメンテのやり方には譲れないものがあります。





トリガーをSPARK IWSトリガーに交換してみます。

トリガースプリングを掛ける位置が3箇所あり、それによってトリガーを引くときの重さを変えられます。

タイトな設計なので加工が必要な場合がありますが、その場合はヤスリですこーし擦るだけです。


あとはメカボックスを閉めて、どんな具合になっているかを確認。

初めての銃をカスタムするとき、どのカスタムパーツを入れるかは職人の勘です。

もちろん、全然ダメで読みが外れることもありますが、これだけ長年やっているとだいたい当たります。

97カスタムの良さをもっと多くの方に知ってもらい、良さを体感してもらえるよう、日々技術向上に努めて参ります。

  


Posted by AIRSOFT97  at 19:18Comments(0)電動ガンのしくみ内部カスタムG&G FAR9

2023年07月05日

Golden Eagle 九六式軽機関銃 分解編

こんばんは、Diです。

本日は「Golden Eagle 九六式軽機関銃」の分解方法のご紹介になります。



①アウターバレル固定レバーを外す

イモネジを緩めてレバーを90度起こします。


こんな感じになりましたら引き抜きます。


こういうレバーです。

②アウターバレルを慎重に引き抜く

キャリングハンドル(提把)を掴みながら、前方にゆっくりと引き抜きます。
この際にアウターバレル(銃身)にはキズが付きます。
むやみに分解を繰り返さない方がいいでしょう。

③ストックを取り外す

赤〇の箇所とその下部のネジの計4か所を取り外します。


ストック取り外し後は、配線の中継地点が見えると思いますので中継地点から分離させておきます。

④なんか大きなダミーの部品を外しておく

実銃でいうと尾筒底という箇所になります。
赤〇のネジも外しておきましょう。

⑤ストック基部の取り外し

ピンにはローレット加工がなされており、抜く方向にご注意ください。


ピンを抜き取るとストック基部が取り外し可能になります。

⑤トリガーを取り外す

赤〇のネジを外すとトリガー周りが分離できます。

⑥チャージングハンドル付近のピンを抜く

こちらもローレット加工されており、抜く方向が決まっております。
ピンを抜くとレシーバーを挟んでいるプレートが取り外せます。

⑦レシーバー前方のネジを外す

これでレシーバーを開くことが可能になり、メカボックスやチャンバー等へアクセス可能になります。

⑧レシーバー御開帳

レシーバーは所謂モナカ構造となり、内部部品を両側から挟んで固定する方式となります。
分解時にバネ等の紛失にご注意です。

⑨その他、内部の様子




⑩メカボックス分解

オリジナルデザインのメカボックス搭載となります。
先に赤〇のネジを外し、モーターホルダの取り外しを行います。
青〇のネジはモーターホルダー・メインスプリング取り外し後に外しましょう。


モーターホルダとメカボックスの隙間にはシムが挟んであり、これでガタ取りを行うようです。
モーター内部へ混入しないようにご注意ください。


逆転防止ラッチを解除後に、メインスプリングを抜き取ります。


メカボックス固定用の上部プレートの取り外し。
プレートを戻すときは位置が決まっておりますので、予め位置をマーキング等したほうがいいかもしれません。
もしくはレシーバーにはめながら位置を確認する必要があります。
正しい位置に固定されていない場合、レシーバーにうまくメカボックスがはまりません。


青〇のネジを外せばメカボックスの分解が可能に。
ピストン・ギア・シリンダー等はスタンダード規格となり、タペットは次世代AR系となっております。


ギアはなぜか磁石が埋め込まれておりました。
特に本機には意味のない箇所なので、他機種からの流用だと思われます。


チャンバーはスタンダードAR系チャンバーを逆さまにしたような感じとなります。
写真は当店オリジナルバレルの飛鋭改を組み込んだ状態となります。

内部を整備やカスタムした後は、分解した逆手順で組み上げを行うだけです。
箱型メカボックスの為、試運転等も容易だと思います。

「Golden Eagle 九六式軽機関銃」の分解方法のご紹介はこれで終わりとなります。
  


Posted by AIRSOFT97  at 13:13Comments(0)電動ガンのしくみ内部カスタム

2022年03月03日

KRISS VECTORへのPERUN電子トリガー組込方法



こんばんは、Tacです。
本日はKRYTAC KRISS VECTORへのPERUN製電子トリガーの組み込み方法をご紹介します。

今回組み込むのは、KRYTAC製VECTORのためだけに作られた専用電子トリガーである「PERUN for KRYTAC KRISS VECTOR」です。
VECTORに標準で搭載されているのはノーマルのFETですので、発射の制御機能は備わっておりません。
本製品をインストールすることで劇的にトリガー追従性が高まり、プリコッキング機能との併用で最高のレスポンスを持つ機種へと進化します。

弊社の発案及び企画から生まれたこのVECTOR用電子トリガーは、PERUN HYBRIDをベースとした信頼性の高いプログラムを搭載し、日本国内セッティングに適合するように改良を重ねて商品化しました。

純正の基板と置き換えるだけのドロップインモジュールなので、組み込み方法も至ってシンプルです。
簡単な組み込みだけで、セミオートレスポンスを飛躍的に向上させる「プリコッキング」、モーターにブレーキを掛けて瞬時に作動を停止させる「アクティブブレーキ」、バースト機能、バッテリー保護機能など、その他様々な機能が付加されます。





まずはKRISS VECTORの外装を分解していきましょう。
外装のピンを3本外し、テイクダウンを行います。
ピンは反対側から軽く叩くだけで抜くことができます。




基板の組み込み前に、セレクター周辺にステッカーを貼ったりなどの準備を行っておきます。
トリガーユニット固定ネジが露出する程度にトップレールを前方にスライドさせます。
この時、矢印で示した部分のパーツが取れますので、紛失しないように注意しましょう。
(※仮に紛失しても隙間があくだけなので、作動に影響はありません。)




左右セレクター、エジェクションポートを外します。
セレクターは左右で品番が異なるだけですので、前後は同じものです。





そうするとトリガーユニットが外れるようになります。
トリガーを前方に押すようにします。




この部分にセレクターステッカーを貼りますので、予め脱脂しておきましょう。
パーツクリーナーを染み込ませたティッシュで拭くのがお勧めです。




PERUN for KRYTAC KRISS VECTORの商品内容こんな感じです。

・基板本体
・設定カード
・セレクターステッカー
・30Aヒューズ
・配線押さえステッカー
・国内正規品ライセンスカード
・日本語マニュアルQRコード
・PERUNパッチ




まず使うのはコチラ。
セレクターステッカーとヒューズです。

セレクターステッカーは1枚だけ使いますので、残り3枚は予備です。




脱脂したセレクターにステッカーを貼り付けるのですが、キレイに貼っても端の部分が余ってしまいます。
(端の斜めになっている部分にもステッカーが乗っている状態)

これでは検知不良やステッカーの巻き込みが起こりやすくなりますので、斜めの部分に乗っている部分だけカットしましょう。



カッターで簡単に切ることができます。




ヒューズを純正の20AからPERUN付属の30Aに交換します。
ヒューズの交換はあくまでも推奨ですので、使用しているモーターやバッテリーのスペック、内部セッティングの負荷によっては20Aのままでも良いかもしれません。
ただし、30Aを超える容量のヒューズにしてしまうと、トラブルが起きたときにヒューズが切れる前に基板が破損してしまう恐れがありますので、20Aか30Aのどちらかを使用してください。





続いてロアフレームを外します。
ダミーボルトキャッチと、フレームのネジ左右(計6本)を外します。
チャージングハンドルのリターンスプリングを留めているネジを外し忘れたままメカボックスを取り出そうとすると、バネが伸びて悲惨なことになります。




モーターを取り出します。





基板固定ネジを外し、カットオフ検知スイッチのカプラーを外すことで、メカボックスから純正の基板を取り出すことができます。





白い方の基板がPERUN製です。
全てのチップが小型化され、セレクタースイッチが光学式になっているので、全体的にスリムになっています。



純正基板が入っていた時と同じ向きで挿入します。
特に引っかかりもなく、基板固定ネジ穴と合わせるだけなので、位置決めも困ることはないと思います。



基板固定を軸にしてやや両方向に回転しそうな場合は、基板とメカボックスの端を合わせた状態で固定してください。



カットオフ検知スイッチのカプラーをPERUN基板に差し込みます。
このカプラーには向きがあり、逆だとはまりません。
PERUN基板では、純正に対してカプラーを逆向きに差し込む必要があるので、カットオフ検知スイッチの配線を180度ねじって差し込んでください。





モーター端子を90度折り曲げ、モーターに接続します。
配線長に余裕がありますので、余った配線は基板側の隙間にうまく収納しましょう。

プラス配線はぐるっと裏側を回っていますが、必ず画像のように取り回してください。
これがモーターエンドの真横を通る取り回しだと、組み上げる際に配線を挟んで被膜が損傷する恐れがあります。




配線がキレイに収まったら、脱脂してから付属の配線押さえステッカーを貼ります。
これはメカボックスをロアフレームに収める際に、配線が浮いてしまって挟み込みによる損傷を防止するためのステッカーです。




通常、このまま組み上げても良いのですが、この段階でセレクターのキャリブレーションをやっておくと楽です。
セレクターのキャリブレーションはモーター未接続の状態で行いますので、モーター端子を片方だけ外すだけでOKです。
(配線の取り回しや配線押さえステッカーを貼る前にやってもOKです。)




このようにトリガーユニットをはめ込みます。
操作しやすいよう、片方のセレクターを取り付けておきます。

この方法でキャリブレーションを行うときは、トリガーユニットとメカボックスをピッタリはめ込んだまま行ってください。
隙間が空いたり、トリガーユニットが斜めになっている状態でキャリブレーションをしても、セレクターが正常に検知できない可能性があります。
私は予めこの方法でやっちゃった方が楽なのですが、一度そのまま組み上げてみて、ダメだったらキャリブレーションするという方法でも良いと思います。





モーター端子を外した状態でバッテリーを接続すると、黄色LED点滅の「センサーチェックモード」に入ります。
その状態でトリガーを長引きすると、LEDが複数色に点滅した後にセレクターのキャリブレーションモードに移行します。

トリガーを引くと紫のLEDが点灯しますが、これはセンサーチェックモード上でのトリガー検知のお知らせになりますので正常です。
逆に、トリガーを引いても紫のLEDが点灯しなければトリガーを検知出来ていませんので、長引きしてもセレクターキャリブレーションモーターには移行しません。



セレクターキャリブレーションはフルオートポジションから開始します。
赤いLEDが細かい点滅を繰り返しますので、セレクターをフルオートポジションに入れたまま、LEDの色が変わるまでトリガーを長引きします。



赤のLED点滅から水色のLED点滅に切り替われば、フルオートポジションのキャリブレーションが成功してバーストポジションのキャリブレーションに移ります。

セレクターをバーストポジションに切り替え、先程と同じようにLEDの色が変わるまでトリガーを長引きします。




バーストポジションのキャリブレーションが成功したら、青のLED点滅になってセミオートポジションのキャリブレーションに移りますので、セレクターをセミオートポジションに切り替えて同様にトリガーを長引きしてください。



その後、LEDが緑の3回点滅になればキャリブレーションは成功です。
失敗すると赤のLEDになりますので、その際はセレクターステッカーの貼り付けや基板の固定位置を見直してください。




これで「PERUN for KRYTAC KRISS VECTOR」の組み込みは完了です。
組み込み後の各種プログラム設定時には、レシーバーのピンを1本抜いてLEDを確認できる窓として使います。
ここのピンは外したまま射撃をしても特に問題はないので、全ての設定が終わってからピンを戻して結構です。

以上、PERUN for KRYTAC KRISS VECTORの組み込み方法でした。

  


2019年06月07日

新オプションメニュー追加! DCI Guns 側方吸気式ピストンヘッド組込

こんばんは! ライです:D

本日は、カスタムメニューに久しぶりに追加された新オプションのご案内です!



DCI Guns 側方吸気式 ピストンヘッド組込



具体的には、このピストンヘッドを組み込むことにより、初速のブレが少なくなる効果が期待できます。

後方吸気式のピストンヘッドではピストン前進時のOリングの膨張が過度に生じる場合があり、その際にシリンダー内壁との摩擦抵抗の原因となってしまいますが、このピストンヘッドでは革新的な側方吸気システムにより、Oリングの過度な膨張を抑えつつ、ピストンを引く際の負圧も軽減し、低抵抗化により燃費向上なども見込めます。

またOリングは金属に粘着しにくい特殊ゴムの製品を使用し、ピストン運動に伴う抵抗を更に削減。ピストンヘッド本体はシリンダーよりも僅かに直径が小さく設計され、先端部分はラウンド形状とすることで内壁摩擦のリスクを抑えています。

そのほか、スプリング受け部にスラストベアリングを採用することでスプリングのヨレを逃がし、スムーズな作動を実現します。

詳しいところはDCI Gunsさんの解説動画の方をご覧になってみてください(*^^*)




POM版とアルミ版がリリースされていますので、組み込む銃のセッティングを考慮し最適と思われる製品を選択、組込を行います。

組込に際し素材は指定できませんのでご了承ください。銃の特性やカスタムとの相性を考慮し、当店では選択を行います。

また、カスタムモデルの性能保証基準や内容に対し、変更や命中精度への影響はありませんが、1発1発をじっくり狙って撃つ、安定した一定の弾道をお求めの方にお勧めしたいメニューとなっております。



既に結構な人気商品となっているようですので、当店でも初回入荷量は少なめとなっております。

極力在庫の確保に努めておりますが、売り切れの際はご容赦くださいm(_ _)m



以上新カスタムメニューのご案内でした~  


Posted by AIRSOFT97  at 19:45Comments(0)新製品入荷情報電動ガンのしくみ

2018年10月23日

GATE TITAN 基板配置




こんばんは、Tacです。
GATE TITANの基板固定位置について補足説明です。

GATE公式インストールマニュアル及び日本国内正規品インストールマニュアルでは、TITANの基板位置はセクターギアの軸受け基準で合わせ、基板と軸受けとの間が上下1:1になるように組み込むよう説明されています。

ほぼ全ての機種ではマニュアルのとおりに組み込んで問題ないのですが、世の中には様々な種類のメカボックス、軸受け、セクターギアが存在するため、稀に例外があります。

それは、「基板と軸受けの間1:1を無視して、基板を最大限下げて配置する」というものです。



セクターギアの外径がほんの僅かに大きかったりする場合や、メカボックスの寸法差がある場合に、エラーコードも出ないくらい微妙に検知が甘くなったりします。

しかし、通常のセッティングではこういった問題は発生せず、DSG等の極端に高負荷なセッティングの時に発生することがあります。



もし、ピストン位置不安定や二点バーストが発生する等のセクターギア検知が甘い事に起因する不具合が発生した場合には、セクターギアと光センサーの位置関係を見直してみて下さい。

もちろんそれ以外の原因(センサー汚れ、モーター不良)なども考えられますので、ひとつひとつトラブルシューティングを行って下さい。


また、みなさま待望の次世代M4用TITANも近日発売予定ですので、お楽しみに!

  


Posted by AIRSOFT97  at 19:45Comments(0)電動ガンのしくみFETTITAN

2018年07月03日

解禁! G&G 電子トリガーモデル専用 11.1V対応プラン

こんばんは! ライです:D

いよいよ当店でもあのメニューを常設化する運びとなりましたのでご紹介……!





G&G 電子トリガーモデル専用 11.1V対応プラン


非常に要望の多かった、パワフルな11.1Vリポバッテリーでの使用に対応した強化カスタムメニュー!

ETU(電子トリガー)を搭載するG&G製電動ガンで、高出力・ハイパワーな11.1Vリポバッテリーを安心して使用するための対策メニューとなります。

適切な対策を行うことで、部品への負荷が大きくなる11.1Vリポバッテリーでの使用をしっかりとカバーし、高いセミオートのレスポンスとフルオート時の連射サイクルを楽しむことが可能になりました。

適切なパーツの選定、クリアランス調整を行わない状態では11.1Vリポバッテリーのパワーを受け止めきれずに破損を招きますが、
特に負荷の掛かるベベルギアを強化スチールギアに変更し、適切なクリアランス調整やバレルカット、セクターギアのカットを個体に応じて行うことでハイパワーな11.1Vリポバッテリーにしっかりと対応します。

もちろん7.4Vリポバッテリーでもそのまま使用可能ですので、状況に応じてバッテリーを使い分けることも可能です。

ただし耐久性を重視される場合は7.4Vリポバッテリーでの運用を推奨します。(後述)

また、11.1Vリポバッテリーの使用は部品に大きな負荷を掛けますので、約2万発毎のオーバーホールを推奨しています。

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対象機種:

・CM16 SRS/SRL/SRXL
・CM16 Raider L 2.0E
・ARP 9

上記機種では強化スチール製ベベルギアの組込に加え、トップクラスの耐久性を持つG&G純正のフルメタルティースピストンの組込を行います。

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・GC16 Wildhog/SRシリーズ
・GC16 Predator
・MBR 556/308シリーズ
・ARP 556
・GC16 MPWシリーズ
・RK74 CQB/E/T

上記機種では強化スチール製のベベルギアを組み込み、適切なクリアランス調整を行い耐久性を向上させます。

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注意点としては、主に基盤保護の為バッテリーは必ずG&G純正品を使用してください。

また給弾も付属の純正マガジンにて最適化していますので、他社製マガジンでは特にイフリートモーター搭載機種との組み合わせの際に給弾トラブルを誘発する場合があります。

必ず純正マガジン、G&G純正BB弾にてご使用ください。

強化ギアを使用するためノーマルと比べると多少ギア鳴りが発生しますが、負荷計測などで問題がないかをチェックしていますので問題なくご使用頂けます。

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推奨バッテリーについて

当店の調整モデル、カスタムモデルでは耐久性を重視し、基本的に全て7.4Vリポバッテリー仕様に最適化されています。

その理由としては、カスタムメニューでは極力内部の作動抵抗値を減らし高効率化を図っているため、11.1Vリポバッテリーでは回転数が高くなりすぎ、またバッテリーのパワーが強すぎるため、その衝撃で発生する部品の破損を招く為です。

またETU搭載機につきましては、当店で販売しているETU搭載機種は全て第三世代以降の基盤を装備しており、低電圧バッテリーでは作動しない不具合が改良されていますので、7.4Vリポバッテリーでも問題なく作動します。

ETU搭載機種の調整モデルで11.1Vリポバッテリーをご使用になりたい場合は、安定した動作と性能を実現するため各部の強化が必要となります。

G&G 電子トリガーモデル専用 11.1V対応プランを合わせてご購入の上、必ずG&G純正の11.1Vリポバッテリーと組み合わせてご使用ください。

無調整モデルで11.1Vリポバッテリーをご使用になりたい場合は、メーカーが対応を謳う機種に限り、必ずG&G純正バッテリーにてご使用ください。
*メーカー保証規定に基づく

11.1Vのリポバッテリーは基本的に適切な強化、対策を施した電動ガンに使用する、チューナー向けのハイパワーバッテリーです。

適切なクリアランスのセッティングや対策部品の組み込みを行わない場合は早期破損の原因ともなりますし、車のパワーアップチューニング同様、ハイパワーでのドライブは各パーツに負荷が大きくなりますので、どうしても個々の部品の耐久性は低下する傾向にあります。

そうした特性を理解した上でご使用して頂ければ、ハイパワーならではの立ち上がりの良さからくるセミオートのレスポンス、フルオートの軽快なハイサイクル連射をお楽しみ頂ける魅力も持ち合わせています。



メンテナンスサイクルは必然的に短くなりますが、手軽に強力なファイヤーパワーを手にできる魅力も十分にありますので、11.1Vを使ってみたい! という方はドラムマガジンでバリバリ撃ちまくっちゃってください!(笑)

  


Posted by AIRSOFT97  at 19:45Comments(0)電動ガンのしくみ

2018年02月15日

【AK祭り追記】低気温での電動ガンの動作について

はいさーい! 前回、生まれて初めての低気温の中サバゲーをしてきたKATSUです! 実際に気温1度~氷点下でのサバイバルゲームを時経験して、普段のゲーム時との動作の違いを感じましたので、忘備録的にまとめて見たいと思います! 沖縄だと中々低温でのサバイバルゲームを実地出来ないので、とても貴重な経験になりました!



前述しましたが、AK祭りにて、デザートストーム川越様にお邪魔してサバイバルゲームを行ってきました! 現地到着時、あまりにも寒いので気温を調べると「1度」! これは寒い!! ※写真はフィールド内にて雪像を作る御三方! 何が彼らを突き動かしたのか…!?



そして持ち込んだ銃の試射&HOP調整にて、最初の低温の洗礼は「バッテリー性能の低下」
低温にも強いと言われる「Lipoバッテリー」を満充電にして持ち込みましたが、持ってきたうちの古いバッテリーがほとんど機能しません

【低温時のバッテリー性能の低下について】
持ち込んだバッテリー


画像上は 買ったばかりの SPARK 2pcタイプLiPoバッテリー 7.4V 2000mAh 30C 
下は 購入して2年ほど使用している Option No.1 AK用うなぎタイプ LiPoバッテリー 7.4V 1300mAhです。

新品のLipoバッテリーの方は、低気温でも快調に作動しました。
古いうなぎタイプのバッテリーは、低気温時は満充電にかかわらずようやく作動している状態。ちなみに沖縄に戻って動作確認したところ、新品に比べヘタリは感じましたが問題なく機能しました。

古いバッテリー充電状態をチェッカーにて計測しましたが、サバゲ前の確認同様ほぼ満充電。新品のLIPOバッテリーがほぼ問題なく動いたことを考えると、容量の違いはありますが、古いバッテリーほど寒さに弱くなっているのかもしれません。

この冬電動ガンの動きに違和感を感じたら、バッテリーを新品に交換してみるのも、お持ちの電動ガンの状態を確認するのに良いかもしれませんね!


【低温時の内部動作について】
ガスガン等に比べ、冬季の使用に強いと言われている電動ガンですが、パーツ単位で見た場合、金属・樹脂・ゴム等を複雑に構成して作られておりますので、影響が出ないわけでは無いようです。

軽度ですが、持ち込んだ2丁のうちの1丁で弾詰まりが発生。完全に詰まるわけではなく、2~3ゲームをこなした状態で、段々と弾づまり(BB弾が発射されない)状態が発生。クリーニングロッドにて弾づまりを解消し、HOPのかけ方を弱くして(HOPの押し出しが強すぎるのも弾づまりの一因です)対応しましたが、やはり使用していると弾詰まりの症状が現れたため、破損防止のため予備の1丁と交代してゲームを楽しみました。


沖縄に戻って早速検証!
ゲームで使用した状態(バレルクリーニングも無し)で検証のため数マガジン撃ちましたが、弾づまりは全く発生せず快調そのもの。低温時のゲームでも、試射でも同じBB弾(G&G0.25gバイオBB弾)を使用したことを考えると、やはり寒さに原因が有るようです。

寒さによる動作の変化については、先に上げた各パーツの素材の違いや寒さによる収縮だけでなく、内部の潤滑についても粘度のあるグリスからさらさらしたオイルまでそれぞれ金属用・樹脂用等で使用を分けていますから、気温による潤滑剤の粘度変化も関係するのかもしれません。国産の電動ガンにおいても、低温下では弾づまりを起こす場合がある事を耳にしますので、低温下でのサバイバルゲームでは、電動ガンと言えども注意して使用する必要があると思われます。


実銃の使用においても、気温によりガンオイルの種類を変更したり、通常用のオイルが固まり、動作不良を起こす逸話などもありますね(冬戦争等)
低温時には自動車でも不凍液を使用したり、暖気を長く取る必要があったりしますので、機械にとっては気温の変化は一般的に考えられているよりも影響が大きいのかもしれません。

ちなみに冷えた電動ガンを急速に温めてしまうと、結露により通常想定されていない水分が電動ガン内部に発生する懸念が有りますので、個人的にオススメしません。(特にインナーバレル) 海外製のインナーバレルは、国産電動ガンに比べタイト目の内径になっていることも多いですので、ほんとに小さな水滴により弾道の変化や弾詰まりも考えられますので、急速に温めると、今度は低温ではなく温度変化による不具合が出てしまうかもしれません。



温度変化の大きいところ(暖かい部屋→氷点下の野外フィールドや、冷えた車内→温かいインドアフィールド等)の場合は、早めにフィールドに入るなどして、環境に電動ガンを慣らした後、動作させるほうが電動ガンに優しいかもしれませんね。

上記の内容は、低気温でのサバイバルゲームにおいての個人的な考察になります。これから検証を重ねることで、低温時の動作の違いに対応できるかもしれません。寒い冬の時期のサバゲは電動ガンと言えども普段と調子が変わってしまう場合があります。低温下で不具合が起こったら、一度自宅で(温かい状態で)動作チェックをしてみるのも良いかもしれませんね! 以上スタッフKATSUでした。  


Posted by AIRSOFT97  at 19:45Comments(2)総合カテゴリー電動ガンのしくみ

2017年06月11日

APS M4 URX RAPTOR 分解レビュー

こんばんは、HUGEです。
先日、コンテナで大量入荷した商品の中から「APS M4 URX RAPTOR」の分解レビューを行います。



では早速分解していきましょう。


まず最初に上下レシーバーをテイクダウンします。



チャンバーはAPS共通のスタンダードタイプ。
インナーバレルにはブレ止めのOリングが2つ付いています。

純正インナーバレル長は290mmです。
PDIバレルや真鍮バレルに交換する際は285mmのサイズになります。


ストックパイプ内のネジを外し、グリップ下部のネジを2本、配線を傷つけないようにモーターを引き抜き、グリップ内部のネジを2本外すと、この状態です。


緑の丸で囲まれた、ピンを横から2ミリのピンポンチを使って叩いて抜きます。
黄色で囲んだ部分はレシーバーを裏返しプラスネジを外します。(ロットにより六角になっている場合もあります。)
赤丸で囲まれたピンを写真の方向からピンポンチなどを使って叩いて抜きます(ローレット加工がされているので抜く方向を間違えないように注意‼)


そうすると、レシーバーからメカボックスを取り出すことができます。


メカボックスを開ける前にこのネジにネジロック剤を塗布します。
このパーツはボルトロックをかける際に動くパーツなので脱落のないようにしておきましょう。


APSのメカボックスにはラッチ解除用の窓がついてるので便利ですね。
細長い工具でラッチを押し上げ解除しておきましょう。


そしてこちらもAPSメカボックスの便利な点である、QDスプリングガイド
メカボックスを完全に開けない状態でもスプリングが交換できる優れもの。




メカボックスの外周のネジを外すとメカボックスを開くことができます。

で、こちらが内部洗浄を行い、グリスをおとした状態です。
所謂、メカボックスの三枚おろしというところでしょうか。


カットオフレバーの小さいネジ、箱出しだと緩んでいることが多いので、ネジロックを塗布しておきます。

こちらのピストンの金属歯もガタついている場合があるので接着剤などで接着します。


調整モデルではこのような加工を一丁、一丁、丁寧に施して出荷しています。
ご購入の際は是非、調整モデルを検討してみて下さい。


ということで以上「APS M4 URX RAPTOR」の分解レビューでした。

因みに、このAPS M4 URX RAPTORは少数入荷なので……お求めはお早めに!
  
タグ :APS新入荷URX


Posted by AIRSOFT97  at 19:45Comments(0)電動ガンのしくみM4 URX RAPTOR

2017年03月01日

ASG Cz Scorpion EVO3 A1 分解編

こんばんは、Diです

本日は持ち込みのご依頼がありました、ASG スコーピオンEVOの分解記事となります。



当店では取り扱いのない機種になりますが、持込調整可能となっております!


先ず、ハイダーを取り外します。


ハイダー取り外し後は、前方にハンドガードが外せます。
チャージングハンドルやスリングスイベルの紛失にご注意下さい。


メカボックスを取り外すには、外装をすべて剝がさないとできません。
なので、とりあえず外装のネジは全てといっていいほど外します。
先ずはグリップ部分の赤丸のネジを両サイド外しましょう。


グリップエンド、モーターを外したら、グリップ内部の固定ネジ4本も外します。


こんな感じで下側に抜けます。
配線を引きちぎらない様に注意が必要です。


フレームのロックピンを抜きますと・・・・


ロワレシーバーの取り外しが可能です。


撮影は忘れましたが、ストックはスプリングガイドで固定なので先にスプリングガイドを押し込んで外しておきましょう。




アッパーレシーバーは赤丸のネジで固定されており、モナカ式となります。
チャンバーだけを取り出したい場合は、先にこのネジを外せばアッパーだけ取り外せます。


レシーバーを開くとこんな感じです。


メカボックスは超軽量のオリジナルとなっております。
形状的にスターリングSMGとかによさそうな形状ですね


分解前にスプリングは後方から抜いておきましょう。


上部のプレートも抜きましょう。



AKメカボ同様にセレクター連動ギアを取り外します。


配線は一応、こんな感じでシェルから外しておいたほうが戻しやすいと思います。


メカボ固定ネジをすべて外せば、開けます。



電子トリガーユニット標準搭載で、最先端のエアガンといった感じですね。
驚いたのはトリガースプリングがかなり柔らかくストレス無く射撃が可能な点が好感が持てました。
こちらはメカボ洗浄前に取り外しておきましょう。


続いては内部の構成パーツについてです。
ギアはスタンダード電動ガン共通ギアとなっており、APS系統に使用されるギアと類似しております。
全てのギアにはASGの刻印が施されております。


軸受は8㎜メタルとなっております。


シェルとの面もとれており、そのまま流用でも問題はないと思われます。


ピストンもスタンダード電動ガン用が流用可能。
写真はありませんが、シリンダーもスタンダード規格のスチール製でした。


タペットプレートは独自規格となっております。


ノズル長はご覧の通りとなっております。
当店在庫のパーツには適合するノズルはありませんでした。


シェルにはデンマーク製の表記があります。
チェコ製だと勝手に思っておりました…


モーターはトルク型のモーターで7.4V使用だともっさりとした動きになります。
当エアガンには逆回転防止ラッチが存在しない為に、アクティブブレーキ制御にてギア逆転を防止しているようです。
当店取り扱いのINAZUMAモーターだとトルクが足りず?なのか、逆転を防ぎきれずに発射後、ギアが戻る事象が発生。

メカボックスは整備したら、逆の手順で戻せばOKです。
基盤系を損傷しないように細心の注意で開け閉めは行ったほうが無難です。


チャンバーも独自の規格となります。


分解時からHOPレバーのバネが逝っておりました。


バネは適当なサイズのものがありましたので、それに交換済みです。


チャンバーのロックパーツに隙間があり、バレルが前後にガタツキがありました。


隙間にプラ板やゴム板などを埋めて対処します。
海外製エアガンの場合、この部分などが結構甘く初速の不安定などの原因になってます。
初速が安定しない場合など一度確認したほうがいいかもしれませんね。


因みにバレルとチャンバーの隙間に入れる、力の指輪もありませんでしたので、こちらも組み込みました。
これで世界を征服できるちからを手に入れられるかもしれませんね…


バレル内径は6.03㎜となっておりました。
弾道など特に悪い個体でもないので、そのまま流用となります。
HOPパッキンも電動ガン用が使用可能となっております。


組み込む際には、写真のように配線を前方へ逃がしてレシーバーで挟んでしまわないように注意しましょう。


ボルトのリターンスプリングも入れ忘れない様に。

分解については以上です!!

特に分解が難しい機種ではないので、個人でメンテナンスなどする際に参考になれば幸いです。
ただ、独自規格の部品も多い為に破損した際やカスタムでの性能向上は大きく見込めないのがネックかもしれません。
ただ元々の性能が高い為に大きく手を加えなくてもゲームで使えるウエポンとしては最高だと思います。

以上、ASG Cz Scorpion EVO3 A1 分解編でした!!  


Posted by AIRSOFT97  at 20:15Comments(0)電動ガンのしくみ電動ガン概要

2016年11月05日

【初心者必見!】 ヒットを取るためのHOP&サイトの調整!

はいさい! サバゲーに最適な季節になったことを記念してお送りしております、ビギナー向け記事第2弾は、初心者の頃は中々取れない「ヒット」を取れるようになるための最初の試練! 相手に当てるためのHOPとサイトの調整についてお伝えしていきたいと思います! サイトやHOP調整はある程度個人的なオススメ方法が人により異なると思いますので、ワタクシKATSUが教えていただいたオーソドックスなモノをご紹介致します!


まずは狙いをつけるための土台、射撃姿勢について解説します! 初めてエアガンを触る方は、意外と下についているサイトを覗こうと下の画像のようにかなり窮屈な姿勢を取ることが多いように感じます。


このような状態では、せっかくサイトを覗いても、本体が水平ではない状態(※電動ガン本体も上半身もひねられていて、まっすぐ構えられていることに気付けない)では当然BB弾はまっすぐ飛んでいきません…。


そこで窮屈な射撃姿勢の改善が必要になってきます! 正しい射撃姿勢の矯正方法はいくつかありますが、まずは最もお伝えしやすいものから。 まず斜め45度上を狙って、そのままサイトを覗いて狙いを付けましょう。 電動ガンと顔が近づいて、最初からまっすぐ姿勢をつけるより楽にサイトが覗けるのではないでしょうか?

狙いをつけたまま、上半身のみを前に倒し水平に狙いをつけます。 こうすると自然な姿勢のまま射撃姿勢が取れるようになります。 

体にこの前傾姿勢を覚えさせれば、ゲーム中も安定した弾道を確保できることでしょう! 少な窮屈な姿勢で撃つよりは当たるようになります! また構えに余裕が生まれることで左右への可動域が広がるため、より迅速に狙いを付けられます。 


お次は、ターゲットのもとまでBB弾を届かせるために大切な要素、HOP調整について! HOPが弱ければいくら相手に発射してもBB弾は届きませんし、強すぎると相手の頭上へBB弾がそれていく結果になってしまいます。

電動ガンの構造上、基本的にマガジンが刺さる上部にHOP調整レバー(もしくはダイヤル)が付いております。 HOPを調整する箇所がわかりづらい場合はエアガンに付属している説明書をしっかり見返しましょう。

よく見慣れた図ではありますが、しっかりHOP調整された弾道はまっすぐな赤い弾道になります。 HOPが強すぎれば弾道は弓反りになり、逆に弱すぎると、下に落ちる弾道になります。 しかし、例えば20m先に合わせたHOPでは30m先では下にそれる弾道になってしまいますし、30m先に合わせたHOPですと20m先ではHOPが強く掛かり、上へそれてしまう感覚になるはずです。 そこで大事になってくるのが「何メートル先にベストのHOP調整を持ってくるのか!」 CQBエリアや開けた場所がない場合は15mで合わせたり、逆に開けた大きなフィールドであれば30m先に合わせて調整し、ゲームをこなしながら距離感を掴んで行けば良いと思います! 詳しくは「エアガンのホップ調整について」という初心者講座でも解説しておりますのでご参考下さい。

そしてお次はサイト調整! まずはフロントサイト(前方のサイト)がターゲットと重なり合うようにまっすぐになっているか確認します。

リアサイトはフロントサイトと一直線になるように構えかたを調整しましょう。 AKなどの凹型リアサイトですと、中央のへこみにリアサイトが入るような形に。M4などのピープサイト(※円形の穴の開いたリング状サイト)でしたら、穴の中心にリアサイトが来るような形を保つのが理想的です。

リアサイトとフロントサイトはお互いに距離があるため、一度に両方の焦点を合わせる必要はありません。 ターゲットをサイトにとらえつつ、リアサイトを見て(焦点)⇒リアサイト越しにフロントサイトがくっきりみえる状態。この状態が””サイトでの照準を合せた”ということになります。 この状態で上で書いたHOP調整をしていけば、照準のあったすばらしいゲームウェポンとなってくれるでしょう。 サイトの左右どちらかに着弾がずれる場合は、サイト自体を左右に調整して着弾地点と合わせる必要があります。 

一番よく使う交戦距離とサイトの水平が同じことが望ましいですね。HOPの強弱にもよりますが、一般的に、合わせた距離よりも遠い場所への着弾は基準より下に行き、近いと上に飛んでいきます。 とっさにサイトを合せる際などは、この法則を頭において狙いをつけると命中率がアップしますよ!

また、ターゲットへの合わせ方もバリエーションがあり、下の図のようにリアサイトの水平方向、フロントサイトの上にターゲットを乗せる感覚で合わせる方法(※ターゲットがよく見え、相手の動きに合わせやすく弾道が見やすい)と、フロントサイトとターゲットを重ねた状態で合わせる方法(※とっさに合わせやすい。遠距離でターゲットとの距離に合わせてサイトと着弾点の差を調整しやすい)があります。それぞれの利点は、私がサバゲーをしていて感じたことですので、本当の目的とは外れているかもしれませんが直感的に使いやすい方を選んで習得するといいと思います。 前半の場合はアイアンサイト仕様の方。後半の場合はスコープやドットサイト向きといえるかもしれません。


さていかがだったでしょうか? 詳しい方なら今更な内容だったかもしれませんが、意外とおろそかにしがちなサイト&HOP調整! やはりサバゲでヒットをとるためには、思ったところ、狙ったところに弾が飛んでいかないとなかなか相手に当てるのは難しいところです。 またほかの場所でHOP・サイト調整をしても、フィールドや場所によって(標高や気温、湿気、風向き等)サイトやHOPの強さが変わります。 なので、サバイバルゲームに参加される際は、ぜひ事前のサイト・HOP調整を入念にされることをオススメいたします!
みなさんの初ヒット達成の一助になれば幸いです!!  


2016年08月13日

S&T スターリングSMG 分解編①

こんばんは、Diです

本日は当店への持込調整依頼品の分解記事になります。

最近、当店への持込調整が急増しております!!


電動ガン持込カスタムメニュー 修理・調整作業



数あるショップからわざわざ沖縄の当店をご依頼頂くのは大変嬉しいですね!!
ご依頼していただいたお客様には、この場を借りて御礼申し上げます。

他店でご購入のエアガンカスタムや初期調整など承っております!
※持込調整依頼の場合は一旦メール・電話などでお問い合わせくださいね^^

さて今回は、とてもクールなエアガンのご依頼がありました!
S&T製スターリングSMGです!

が・・・

本体の写真撮り忘れ…

なので、いきなり分解途中からの記事になりますので予めご了承下さい…

代わりに実銃画像をご参考に…。


※実銃参考画像

それでは早速分解手順のご紹介!

先ずストックとグリップを取り外しましょう!

グリップはカバー状に取り付けられており、両サイドのマイナスネジ取り外すと下方向に抜けます。
モーターは中華の超磁力タイプで、これはこれで普通に作動します。


次はレシーバー側面の取り外しです。
赤マルのネジを外せば、剥がせます。



外すとメカボックスが登場。
反対側び側面を剥がすと、カットオフレバーとセーフティーパーツが登場。
実は、メカボックス兼レシーバーといった感じになります。
更に上下分割式のメカボックスとなり、
先に駆動系が収まったロアのメカボを外さないと分解出来ません!
なので、先ずはレシーバーに固定されたメカボをフリーにする作業を進めていきます。


セーフティのパーツはひっぺ剥がしたレシーバー側面のセレクター・トリガーと連動してトリガーを引けなくする構造です。
小さなバネでテンションが掛かってるので、紛失しないように注意が必要です。
あとメカボ内部に落としてしまいがちなので、組み込みの際にも細心の注意が必要です。


次は後部のバッテリー収納部から、メカボックス保持のパーツを取り外します。
スプリングガイド固定の大きなマイナスネジと小さなプラスネジを取り外すと後部に抜けます。
保持パーツには、ダミーボルトのリターンスプリングとガイドもついております。
シルバーのダミーボルトは最後退時にハンドル部分は回して取れるようになっております。
あとはダミーボルトをそのまま後ろへ移動させて取り外して下さい。


次はマガジンハウジング内の赤マルのネジを外します。


取り外した樹脂パーツは、チャンバーへBB弾をパーツになります。


次はチャンバー固定のネジを外しましょう。
場所はトリガーガード前方に位置しております。


チャンバー固定ネジのあとは、メカボックスとチャンバーの結合ネジを外します。
斜めにドライバーを入れたりしないと難しいかもしれません。


メカボとチャンバの結合ネジを取るのが難しい場合は、先に下側メカボを取るのも手段と思います。
赤マルのピンで上メカボに固定されてますが、先にモーターを外して逆転防止ラッチを開放してから抜いてくださいね^^


因みにモーターには配線がハンダ付けされております…赤い配線が2本…
ちゃんとモーターのマイナス側には赤いマイナス線がハンダ付けされております。
ただ配線が赤色なので、初めて見た時は「ええぇぇ!?」となってしまいました(笑)


そして、これが駆動系の収まった下側メカボとなります。
赤と黒の配線が飛び出してますが、これ2本ともマイナス線なのでご注意を…


ギアは最近の中華で多様されているタイプで、比較的ギアノイズも小さいタイプです。
ARESやJG、APSなどがこの系統のギアになります(各社、微妙に違いますけど似ているという意味で)
各ギアの配置が次世代M4系に似てますね!


依頼内容が動作性の向上ということもあり、7mmベアリングに変更致しました。
スタンダードなカスタムであれば7mmでも問題なく使用可能です。
ベアリングにするだけでも、消費電力やギアノイズを抑えるといった効果もあります。


お次は給排気系の上メカボです。
いきなり登場でビックリですが、円柱状の本体から後方に抜き取るだけです。
その際にはタペットプレートが絶対に引っかかるので折らないように注意して下さい^^


ノズルは樹脂製となっております。


シリンダーは穴開きのメッキタイプ。


ピストンは樹脂製。


専用タペットプレート。
分解の為にはどうしてもこの小さな耳じゃないといけないみたいです。

といった感じで内部パーツは普通の電動ガンパーツの流用が効きそうなのもあれば、専用もあったり…
ですが、タペプレなんかは加工次第ではなんとか作れそうな感じもしますね!

続いてチャンバー部になります。
チャンバーも上メカボ同様、後ろへ引っこ抜いて取り外せます。


チャンバーにアウターバレルが取り付けられており、取り外しも可能。
これ根本からサプレッサーとかにするのも面白いですね…


チャンバーの分解は先ずHOP調整ダイヤルのイモネジを外します。


ダイヤルを外したら、インナーバレル固定のイモネジが両サイドにありますので、外して下さい。
逆に組む場合は上メカボのノズルと位置をセンターに合わせながらイモネジを締めて下さい。
本体にメカボとチャンバーを組む前に、先にセンター決めをしておくと楽です^^


因みにインナーバレルは黒く塗装されておりました…
リアリティー重視だと思いますが、弾道への悪影響も考えられるので、
パーツクリーナーで内部洗浄などを行い、塗装は除去しました。


インナーバレルは200mm手前でした。

という感じで、あとは逆手順で組み込んで終了です~♪

本当は組み込み手順なども色々ありますが、今度はしっかり写真を撮って詳しく説明したいと思います!
当店では入荷予定が無いので次回の分解編②は未定ですが…

こちらのスターリング…
正直に申し上げますと、分解・組込にはある程度の経験が必要になります。
そんなお困りの場合にはぜひ当店をご利用いただければと思います!!

以上、S&T スターリングSMG 分解編①でした!  


Posted by AIRSOFT97  at 19:45Comments(0)電動ガンのしくみ

2015年05月23日

当店の調整について~HOPパッキン編~

こんばんは、Diです

本日は当店の調整にて使用しているインナーパーツをご紹介!
今回はHOPパッキンについてとなり、数回に分けて別のパーツも紹介したいと思います!

そもそもHOPパッキンとは・・・
という説明はもはや不要だと思います(笑)
パワー規制がされている日本では弾道を決める重要な部分ですね!
おそらく世界中で一番HOPアップについて研究されているのは日本なんじゃないでしょうか?

当店では調整モデルGungnir(グングニル)とUltimate(アルティメット)などでHOPパッキン変更などを行っていることが多いです(もちろん例外もあり、調整モデルbasicなどでもHOPパッキン交換など行うケースもあります)

ファイヤーフライ 電気くらげ(甘口)

価格もパッキンだけで定価1600円と高級パーツの部類だと思われます。
パッキン内部の2つのリブでHOPを掛ける仕組みになっており、ノーマルと異なります。
甘口と辛口があり、甘口は0.25以下、辛口は0.25以上に適しているようです。
当店では基本的に電気くらげを組み込む場合は、甘口を使用しております。
個人的にも前から使用しており、初めて購入したパーツもこの電気くらげでした。

PDI Wホールドパッキン

当店では定番メニュー化しておりました、Wホールドパッキンです。
とても使い勝手のいいパッキンだと思います。
パッキン外周にリブがあり、気密アップも見込めると思います。
これを組んだだけで集弾性アップということもありました。

MS スリックパッキン

こちらは少し特殊なパッキンで、HOPを掛けるリブがありません。
面HOPなどで使用する別売りの押しゴムが必要になります。
あまり当店では使用例が無く、あまりデータがないのが現状です。
硬さも数種類あり、シリコン製なども用意されております。

東京マルイ HOPパッキン

カスタムパーツではありませんが、下手なカスタムパッキン組むよりはコレ!
ふつうのパッキンなので、HOPはかまぼこ状のリブで飛ばす感じになります。
なんとHOPの押しゴムもセットですごく助かりますね!
正直、東京マルイ製エアガンにはこのノーマルパッキンで十分なんじゃないかなと思います。
海外製パッキンは固めなので、このマルイに交換するだけでも0.2g弾でも適正なHOPが掛かるようになります。

・・・とまあ、こんな感じでそんなに多いというわけではないのですが、
結構これで間に合っている感じはあります。

しかし・・・

すべてのエアガンでこの紹介したHOPパッキンが使用可能というわけではありません・・・
当社では数多くの電動ガンを扱っており、すべての機種で相性の良いパーツというものがあります。
そう、中には他社HOPパッキンが使えないというケースもあるんです。
というよりかは、そのままでは使えないといった感じでしょうか。
なので、使用可能になるように当店でもHOPパッキン交換に併せて
適切なチャンバー等に交換などで対応しております。
これも交換して良い結果が得られればという事になりますが。

しかし・・・

中にはこれでも使用できないケースということもあります。
数は少ないですが、中には純正の中華パッキンのほうがいい結果が得られたというケースもあります。
どんなインナーパーツでも相性によって得られる結果であり、
必ずしも交換すれば良いというわけではない・・・という事ですかね?
もしかすると当店では未だその純正以外のパッキンで
いい結果が得られるような方法を発見出来ていないだけ・・・かもしれませんね(笑)

そういった点では、個人チューナーさんのほうがいいセッティングが出来るのかもしれません。
自分のエアガンの使用環境など一番よく知っている自分だからこそ出来る・・・といったとこです。

調整モデルGungnir(グングニル)とUltimate(アルティメット)には、
ご紹介したパッキンの中から相性が良いものを組み込んで結果が良ければ出荷致します。
ただし結果次第なので必ずしもHOPパッキンが行われるわけではありませんのであしからず・・・
結果といいますのは、30m先の30cm×30cm的に9~10発程度命中という事になります。
飛距離に関しては、当店では30mレンジしかないので30mまでの測定になってしまいます。

また以前は調整メニュー欄に交換パーツ名称など記載しておりましたが現在では交換パーツの名称は省いております。
ロット変更などで以前は使用出来ていたパーツが使用不可になったり・・・などなど、そういった事例があったためでもあります。
また、個体によって一番相性の良いパーツで・・・という理由が一番大きいと思います。

一応、納品の際には施工表を一緒にお送りしているので、
その内容にて交換パーツやカスタム内容をご覧いただければと思います!!

長文になってしまいましたが、次回のネタはチャンバーとかギアとかにしようか迷ってます。
でもこの流れだとBB弾とかバレルとかチャンバーとかですかね?
それとも、新入荷のエアガンの外装などパッと紹介しようかな・・・(笑)

以上、当店の調整について~HOPパッキン編~でした!!!!!  

Posted by AIRSOFT97  at 19:45Comments(0)インナーパーツ電動ガンのしくみ

2015年05月18日

これから始まる初心者講座「番外編:内部調整って何をしているの?その①」

今日は通常より遅いブログの更新で失礼します。
いつも初心者講座を楽しみにされている読者の皆さま!二へーデービル!!担当のKATSUです。
引っ越しやら調整祭りやらで延び延びになっていました本講座。今回番外編として「内部調整って何!?」という初心者さんからの疑問にお答えしていきたいと思います。


本講座の記事を書き始めるうえで、実は最初に「初心者にお勧めのエアガン!」と題して記事にしたかったのですが、そこは海外製電動ガン。フルメタル、木製パーツの使用、多種多様なバリエーション等素晴らしい部分はたくさんあります。が、やはり箱出しでは国産メーカー様に命中精度やユーザーフレンドリーでは及ばない部分もあり、なかなか「初心者」タグではご紹介できませんでした。

そこで今回は、当社の調整がどのように行われているのかを記事にし、初めて海外製エアガンを購入される方にも安心していただけるよう、普段は外装~メカボを開けるまでだった分解記事を、一歩踏み込んでご紹介していきたいと思います!

分解するのは「APS製バージョン2メカボックス」
APS製エアガンは内部がきれいで、調整が比較的やりやすい(ごく稀にに中華沼と呼ばれる調整の終わらない負のスパイラルに陥る場合もありますが(泣))

外装分解はすっ飛ばして、早速メカボをレシーバーから取り出します。


逆転防止ラッチを開放して


9つのプラスネジを開けてメカボを開きます。このときボルトカバー用の小さなスプリングをなくさないように気をつけて!


この後は洗浄してシム調整!と、思いきや、シム調整に入る前にチェックしなければいけない部分がたくさんあります。


まずは洗浄してこびり付いた中華グリスを落とします。ひどいものになると、ギアがグリスの海に溺れている状態になっている場合も・・・。
メカボ内部は元より、ギアもブラシ等を使い入念にグリス落としをします。この時固着したグリスがギア歯の間などに残ると、ギア鳴りの原因や軸受のゆがみの元になったりしますので注意。また各ギアにクラック(ヒビ)や欠けが無いかも見ておかなくてはいけません。3カ月保証を付ける!ということは、それだけ壊れないように調整に時間と手間をかけなくてはいけません。

内部の洗浄が終わったら、次に内部の各パーツがしっかり付いているか確認します。
「カットオフレバー」このパーツがグラつくと、セクターギアの下面に直接こすれてしまい、ギア鳴りや燃費、そしてスイッチの不良にもつながります。かっちり付いているかだけでなく、抵抗なく動くかも大事!


さらに軸受がメカボに対してしっかり平行に付いているか目と指先で裏表からなでて確認します。軸受が強固にメカボに取り付けるのは勿論ですが、軸受とメカボの平行は目では確認できない場合も多いので指先での感覚も大事です。↓何度か軸受をたたきながら平衡を確認中の図。


そしてシム調整が終わると、各ギアに応じた秘伝のグリスを塗るわけですが、さらにその前にもひと手間!


スパーギアの軸が、メカボから飛び出ているのが確認できると思います。これをそのままにすると、セレクタープレートに干渉して、切り替えられないほどセレクターが固くなってしまったり、軸から内部に干渉してトラブルの原因になってしまいます。そこで


このように機材できれいに削ってしまいます。今回はスパーギアの片面のみの加工でしたが、軸受を変更したり、他社ギアを入れる場合は、ギア軸が外装に干渉してしまう場合もままありますので、それも全て削ります。大変ですが快適に使っていただくためには必要な加工です。

さらにさらに、べベルギアとピニオンギアのかみ合う部分をチェックすると

ギアの噛み跡がメカボに残っていますね。この部分がギアに干渉している可能性(モーター位置調整時に再度齧ってしまう危険性も)があるので、傷部分を滑らかに削り落します。



と、いうわけで今回はここまで!本当はここから「シリンダー/シリンダーヘッド/ノズル/Oリング」の≪気密関係チェック≫。「タペットプレート」の≪曲がりや摩耗チェック≫。スイッチ~トリガー周り、配線の被膜状態チェック。ノズルの取り付け位置が正常か。各部のグリス塗布。スプリングの調整、etc,etc.......といくつもの工程があるのですが、長くなってしまいますので次回、何度かに分けて記事にしていきたいと思います。
『シム調整』だけじゃない!お客様に安心・快適に遊んでいただけるよう、どのように調整しているのか少しでもお伝えできていたら幸いです(*^_^*)
それではまた次回の「初心者講座」もよろしくお願いいたします(__)

  

Posted by AIRSOFT97  at 21:54Comments(2)電動ガンのしくみ初心者

2015年04月11日

これから始まる初心者講座「第二回:バッテリーの入れ方!」

ハイサイグスーヨー。KATSUです!
全国的に寒の戻りで寒暖の差の激しい一周間となりましたが、皆様体調など崩されていないでしょうか?
さてさて、初心者講座第二回めは「バッテリーの入れ方」についてご紹介していきたいと思います。私も初めて買ったエアガンを入れる際は『本当にこんなに押し込んで配線大丈夫かな?』と不安になったものです。そこで転ばぬ先の杖!配線やヒューズをちぎってしまう前に、正しいバッテリーIN の方法を覚えましょう~。

先輩方から情報収集をしたところ、『「M4・M16系のクレーンストック」「M4の前方配線タイプ」「UAR」が難しいのではないかな~』というありがたいご意見をいただきましたので、こちらの3種を中心に解説いたします(^^ゞ

【1】「M4・M16系のクレーンストックのバッテリーの入れ方について


当店のM4・M16系のエアガンでもスタンダードなタイプのストックですが、入れ方がわからないと、そのままストックパイプの中に入れてしまいそうですよね(私もやりました・・・)。もちろん「ストックINタイプバッテリー」を入れてしまってもいいのですが、配線やヒューズも入っていますので、うまく入れられなかったり、コネクタが取り出せなくなったりしてしまいます。
そう、実は無理なく入る方法があるんですねぇ。それがこちら!

ストックのバッテリーケース(実物でも光学機器の予備バッテリー入れ)の片方に『バッテリー本体』もう片方に『ヒューズとコネクタ』を分けて入れる!
まず順番に説明しますと、ストックをはずし、

ラバーパッド部を取り外し(緑で囲った部分が爪になっています)

バッテリケースの蓋も取りまして、ストック内の配線も伸ばしておきます。

再度ストックパイプに取り付けて、図の通りバッテリー及び配線類を二分して入れましょう。

するとスッキリ!配線が収まりますので、ケースの蓋をして(配線が引っかかってないか慎重にね!)パッドを戻せば完成です!「2PCタイプバッテリー」と「ストックINタイプバッテリー」がこの方法で入れられます。もちろん「2PCタイプ」を

写真のように分けて入れることもできますが、結局配線をさばくのが難しいので片方にまとめて入れたほうが楽です。

【2】「M4の前方配線タイプ」のバッテリーの入れ方について


マルイスタンダードをはじめ、フロントのハンドガード内にバッテリーを収めるタイプもいくつも種類がありますね!ですがどうしても中央にあるアウターバレルが邪魔でうまくバッテリーが入らないというお悩みも多いはず。まずはハンドガードRISを
図のとおりに取り外して

こちらも先ほどのクレーンストック同様片方にバッテリー、片方にコネクタ&ヒューズと分けて収めます。
上の「ミニバッテリー」だけでなく、「2PCタイプ」もこの通り入ります。

配線の注意ですが、前方のRISが噛み合う部分に配線が入ってしまいがちですので、そこに注意して閉めれば解決!こちらは慣れてしまえばバッテリー交換がとてもし易い種類ではないでしょうか。

【3】「UAR」のバッテリーの入れ方について


さあ来ました、こちら「UAR」。ブルパックタイプで取り回しもよく、軽く、アンビセレクタでマガジンキャッチもトリガー前にあり使いやすい!サバゲー優等生のエアガンですが、バッテリーが入る部分にメカボがむき出しなので、適当に入れてしまうとトラブルのもとになってしまいます。
こちらはまず一番後ろのピンを、抜け防止のバネを抑えながら抜き、パッドプレートを外します。

すると、バッテリーが入る部分がドン!「ミニバッテリー」が入りますが、できるだけ緑の枠内に収まるように配置しましょう。

バッテリーを入れるとこのようになります。斜線部分は、パッドプレートを閉めた際や、メカボ外のセレクターなどで配線を痛める可能性が高いので配線を逃さないようにしましょう。またピン穴と書かれた線の部分に、パッドプレートを閉じるピンが通りますので、そちらも避けるように配線します。コレを忘れるとピンが入らず閉まらなかったり、最悪ピンで配線を切ってしまいますのでご注意下さい!


さて、第二回初心者講座はいかがだったでしょうか?沖縄では本日、明日にかけて大きなサバゲーイベントが開催されておりますが、初心者の皆様、興味のある皆様は是非こういった大きな大会時に見学や参加をしてみてはいかがでしょうか?普段よりも参加人数はもちろん、初心者の方も普段より多くいらっしゃいますので、自身のコミュニティや知識を深めるまたとない機会だと思います!それではまた次回!お楽しみに~(・ω<)









  

Posted by AIRSOFT97  at 19:45Comments(0)電動ガンのしくみ初心者

2015年03月10日

FET回路組み込みカスタム!

 こんばんは!スパークでお世話になって1ヶ月、気分はピチピチ!腹回りもピチピチ!!
新人のKATSUです。
 今回は教えてもらったばかりの「FET回路組み込み」について紹介させていただきます。




 FETは、取り付けることでスイッチ焼けをほぼ0にする便利な回路で、
SBDよりもさらにスイッチの寿命を伸ばしてくれます。
(反面、SBDに比べ大型化してしまうので、入れられる機種が限られてしまいます)

 当店ではカスタムメニューとしてAPS製のFETを取り付けております。


 このAPS製FETがクセモノでして、以前はスイッチと信号線周り(メカボ内に引く配線)が
一緒に入ったパックがあたのですが、最近はFETのみ(メカボ外の配線)のパックへと
変わってきています・・・。
 その為、今回のFET取り付けは(勉強も兼ねて)配線作成からのスタートを命じられましたので
早速リポート!

 今回は「APS/M4パトリオットPDW」への取り付けになりますね。

~外装分解~


 はい!こちらがメカボを開いた状態になります。
M4なのでバージョン2のメカボです。こちらの配線を・・・

「ブチブチっ!」


と丁寧に取り除きます。(本当はゆっくり慎重に取り除いています)
 スイッチへの配線はハンダ付けされていますので、半田ごてにて
外しましょう。
 配線を取り除く際は必ず干渉するものが無いか確認し、ゆっくり慎重に
取り除いてください。スイッチの破損やメカボシェルに歪みが出る可能性もあります。
 残ってしまったチューブの皮膜と接着剤は、カッターやひっかけ君等でメカボに残らないように
処理します。これは再接着後に剥がれたり、うまく収める為に大事な作業ですのでピッカピカに!

 次に新しく配線を引き直します。

 信号線(細い配線)と通常の配線の2種類を用意し、スイッチ付きのFET(APS製)を参考に
配線を切り出していきます。
 必要な長さは

信号線   21ミリ ✕2
通常配線  27ミリ ✕2


その他に
ヨーロピアンコネクタ(オス・メス) 各1個
端子 メス型 2個 オス型 1個


が必要になります。

 さて、いよいよ配線を引き直します。
 まず信号線をスイッチへ半田で固定、スイッチには信号線のみつなぎます。
 通常配線の一方をモーターへの配線に回し(モーター取り付け位置に配線を出す)
+になる配線と、スイッチの+(メカボに対して垂直の取り付け位置)につないだ信号線の
バッテリーに繋ぐ端を一つの端子でまとめて閉じます。
 残った配線(マイナス配線とマイナス信号線)の端はそのままバッテリー側(ストック側)
へ出して、メカボに接着する部分に熱収縮チューブにて皮膜、接着します。

新しい配線の状態(撮り忘れたのでAPSのスイッチ配線です)



メカボに収めた状態がコチラ。



 モーター側やバッテリー側への各配線の長さは、仮組み等で大体の長さからチョット多めに
とっておきましょう。端子を付けるのは、メカボを閉じて揃えてからのほうが調整しやすいです。
ヨーロピアンコネクタはバッテリー側の信号線にメス型。FET側にオス型を取り付けます。

 因みにメカボを閉じる際は、メカボシェル上側の配線抑え(下記画像赤マル)も削り取りましょう。
本の配線より太めになっておりますので、配線抑えによって閉じた際に断線してしまいます。



 最後に
「必要箇所に皮膜されているか(特にベベルギアとピニオンギアの位置に適切に処理しているか)」
「配線がメカボにしっかり接着されているか(トリガーピンが通る部分に配線があると切れます)」
「通電するか(通電チェッカーなどで確認)」
し、組み上げて終了です。特にベベルとピニオンの接合部分は配線が太くなりがちな上、干渉すると
ギア鳴りや、最悪の場合は断線してしまいますので薄く、うすーく接着しましょう。
 また、ストックチューブとロアレシーバー接合面においても、配線が太くなったことによる断線が起こるので
ストックパイプの配線が通る部分を



このように削ることもお忘れなく!

以上!FET回路組み込みカスタムのレポートでした。

今回のご紹介はAPS製FET回路でしたが、当店では他にも
「世界最先端のエアガン用MOSFET。市場で最も高品質なFETモジュール」
の販売、取り付け加工を承っております。
通常のFETに比べて少々お値段は張りますが、BB弾四個分という極小サイズから
様々な用途に合わせた商品を取り扱っておりますので、どうぞこの機会にチェックしてみてください!

取り付け工賃は¥3,000~となっております!どうぞよろしく!!
  

2015年01月06日

APSのメカボックスについて

こんばんは!店長のkuroです。

本日は、最近お問い合わせの多いAPSのメカボックスについての説明を致します。



APSのメカボックスについての情報ですが、ほとんどが当店が発信した情報なのですが、現在、皆さまも聞いた事があるメカボは

・ハイブリットメカボックス
・シルバーエッジメカボックス

の2つだと思います。
前回の仕入れで、「これはなんだ?」というメカボが入っておりましたので、情報が曖昧のため、いったんサイトの説明分からどのメカボを使用しているのかという表記を削除させて頂いておりました。

忙しくてなかなかブログでご報告出来なかったのですが、結論からいうと、上記2種類のメカボックス以外に

・シルバーメカボックス

というメカボがあると担当者から回答を頂きました。

なので、改めましてこの3種類のメカボックスと、旧世代のメカボックスを入れた4つのメカボックスの説明をさせて頂きます。

■旧メカボックス
APSの古い機種に入っているメカボックス。
色が黒いので見分けるのは簡単です。
タペットプレート、ノズルがオリジナル規格の為、汎用品と互換性がありません。
ノズルは汎用品を装着する事が出来ますが、その際はチャンバーも汎用品に交換する必要があります。
当店ではもう在庫がありませんが、チャンバーはプラ製だったと思います。
また、軸受けが入るホールも微妙な形状でして、シム調整にかなりのコツを必要とします。

■ハイブリットメカボックス
APSが2年前に新しく開発したメカボックスで、汎用性を追求した形状となっております。
色はくすんだシルバーです。
タペプレ、ノズルも汎用形状で、ノズルは金属製のエアシールノズルとなっております。
ブローバック機能も改良されており、メカボのサイドのスリットからダミーボルトカバーの爪が引っ掛かる形状となりました。
このブローバック機能のファンが意外に多く、他社エアガンにこのメカボをインストールして楽しんでるお客様も多いです。

■シルバーエッジメカボックス
去年開発された最新のメカボックス
基本的な構造はハイブリットと変わりはありませんが、メカボックスの材質が異なり、強度が増し重くなりました。
また、全体にポリッシュ加工が施されており、見た目は輝いたシルバーとなっております。
「そして軸受、スプリングガイドはベアリングが使用されております。」

私は去年まではシルバーエッジには
上位機種(ASR114,ASR115に入っているベアリング軸受の機種)と
ノーマル機種(その他M4,AKに入っているメタル軸受の機種)の
2種類があると認識していたのですが、どうやら違うようでした。

ベアリング軸受が入っている新型メカボだけをシルバーエッジメカボックスというようです。

で、前回の仕入れで発覚した「これはなんだ?」と思ったメカボックスを
「シルバーメカボックス」
と言うそうです。

■シルバーメカボックス
シルバーエッジメカボックスのノーマル機種。(軸受、スプリングガイドがベアリングではなくメタルの機種)
材質はハイブリットとは異なり、新しい材質で作られています。
ただし、研磨は内部だけで、外側は研磨されていないので、ハイブリットとの見分けは困難です。
ただ、両方持つとすぐ見分けがつくぐらい重さが異なります。(こちらの方が重い)
また、一部はメカボ外側も研磨されているものもありました。
このシルバーメカボックスについては、以前聞いたときからAPSさんの見解が異なってきていますので、今後の仕様が変更になる可能性があります。(外側も研磨かけてくる可能性も・・・・)
いずれにしても、今回はシルバーエッジ搭載モデル以外は、「シルバーギアボックスで!」と注文を細かくかけましたので、どのようになるのかもう少し見守る必要がありますね・・・

この「シルバーメカボックス」が私達の混乱を招いておりました。
確かにずっしりと重く、見た目でも材質が異なるのですが、外側が研磨されておりませんので、これを「シルバーエッジ」と言って販売するのは問題があるという判断でした。
混乱を招いてしまい、申し訳ございません。

去年の1月の香港のトイ&ゲームショーにて担当者が、「これからはこのメカボックス(シルバーエッジ)に全部変更になる!」と聞いたので、そのまま「シルバーエッジ」と表記しておりました。
担当者に再度確認すると、今後はハイブリットメカボは生産しないようで、すべてシルバーエッジメカボかシルバーメカボになるそうです。

また、AUGシリーズだけはシルバーエッジでもシルバーでもなく、AUG専用のver.3メカボとなっております。


そして、新しく注文したAPS製品が1/19に当店に到着します!

中には超最新製品の
ASR116
Low Profile Adapt Rail System Rifle

も入っておりますよ!


このASR116は軸受、スプリングガイドがベアリングの「シルバーエッジメカボ」が搭載!!

明日か明後日よりご予約を承る予定です!お楽しみに!!

と、その前に、今月11日には香港でAPSフェスティバルというのが開催され、私もそちらに参加しますので、今後の新しい動きなどの情報を仕入れてきたいと思います。  

Posted by AIRSOFT97  at 19:45Comments(8)電動ガンのしくみASR114,ASR115

2014年12月13日

JG 新型メカボックス

こんばんは、Diです

本日はJG新型メカボックスについて記事にしたいと思います。
今回の入荷分よりJGのメカボックスが新型に一部変更されているようです。

JGからはとくに公式アナウンスはないと思うので、
順次この新型メカボックスに変更されるものだと思います。

だた、全てのJG製品が新型になったのではなく、一部が新型に変更になっている状態です。
※メカボの指定しての納品などはできませんので予めご了承下さい

こちらについては先日、一丁限定シリーズに使用したタイプと同様のロット製品だと思います。


↑こちらはG3RASのメカボです


新型は内部まで真っ黒です(画像は洗浄前)



旧メカボは、内部はこんな感じでした(画像は旧メカボVer3ブローバック用)

恐らく強度面を主に向上させたんじゃないかなと思います。
とりあえずメカボだけでも旧メカボよりズッシリと重いです!
ただ強度はテストしていないのであくまで個人的感想ですが…

ざっくりまとめますと…

・メカボ側の強度アップ(?)
・内蔵ギアの変更
・シリンダー回転留め
・スプリングガイドに初速調整機能追加
・8mmオイルレス軸受け

※ただロットによって内部はコロコロ変わるのですが、現状ではこんな感じです

調整側としてもこういう仕様変更は助かります!

今後のJG製品も楽しみですね~!!
  


2014年11月29日

電動ガンの内部調整に挑戦してみよう!(グリスアップ・組み立て編)



こんばんは、Tacです。
シム調整が終わったので、グリスアップをしていきます。

スイッチ焼けを軽減するために接点グリスを塗布します。




グリスを一つ一つ筆で薄く塗っていきます。







樹脂パーツが触れる箇所にはシリコングリスを塗ります。





シリンダーにもシリコングリスを使用します。
少量を指に取り、シリンダー内部に均一に塗りこんでいきます。





ピストンヘッドにも少量のシリコングリスを塗り、シリンダーに入れ往復させてグリスを馴染ませます。
グリスが多い場合は拭き取ります。





シリンダーヘッドパイプの潤滑はシリコンスプレーを使用します。
少量をチュッとするだけでOKです。(・8・)





ギアのシャフトや、タペットと接触するセクターギアのディレイヤーも潤滑しておきます。




コレで内部の作業は終了です。






そしてメカボックスを閉じるわけですが、ネジを締める前に!

・ノズルはきちんと動くか(押して正常に戻ってくるか)
・メカボックスに隙間はないか
などを確認します。




確認して異常がなければ全てのネジを締めます。
ネジの緩み防止に、弱めのネジロック剤を使用するのもオススメです。




メカボックスをフレームに組み込み、セレクターが正常に作動するかも忘れずにチェックしましょう。
フレームをメカボックスに隙間を覗いて、セレクタープレートが連動しているかも確認します。





最初に電動ガンを組み立てる時に悩むのがグリップ内の配線取り回しだと思います。
配線は片方から2本とも出す場合が多いですが、基本的には元入っていた通りに戻しましょう。

グリップエンドを取り付けて、実際に作動させてみましょう。
モーター位置調整ネジを操作してもギアノイズがおさまらない場合は、もう一度メカボックスを開けてベベルギアのシムをやり直してみて下さい。

電動ガンを自分で調整して、綺麗に仕上がると気持ちが良いですし愛着も湧きますよ!
皆さんも挑戦してみて下さい!(*^_^*)
  
タグ :電動ガン


Posted by AIRSOFT97  at 19:45Comments(0)電動ガンのしくみ

2014年11月28日

電動ガンの内部調整に挑戦してみよう!(シム調整編)



こんばんは、Tacです。
電動ガンは「シム調整」を正しく行うことで、ギアノイズの軽減や耐久性の向上に繋がります。

シム調整とは、メカボックスとギアの間のクリアランスを少なくする作業で、これをやることでギアの回転抵抗が少なくなります。

海外製電動ガンはシムがほとんど入っていなくてギアがガタガタしていたり、シムが多すぎてギアが回らなかったりすることが多いのでシム調整は必須です!

シムの設定はメーカーや個体によって違ってくるので決まったレシピは無いので個別に対応する必要がありますが、今回はAPSのM4A1を使って基本的なシム調整について説明します。







最初に、メカボックスに軸受けが斜めにハマっていないか等を確認します。

スパーギアの下のシムを決めます。
基準は0.25mmや0.3mmシムを1枚。
メカボックスにセットし、回してみてスムーズに回転するか、メカボックスや他の軸受けに干渉していないか等を確認します。
スパーギア下のシムが厚すぎると、残りの2つのギアの下のシムも厚くしなければならないので、最小限に抑えます。






次はセクターギアのシムを設定します。

セクターギアはスパーギアに上に配置されるので、この2つのギアの間にはある程度のクリアランスが必要です。(2枚目)
スパーギアを上から押し付けないように、セクターギアの下にシムを足していきます。
この2つのギア同士のクリアランスは最小限でOKです。

シムが決まったら、2つのギアを回してみて引っ掛かりなどが無いか確認します。





セクターギアの下にシムを足しすぎると、ギアがタペットプレートを押し上げてしまい、動きが阻害されてしまうので注意します。
タペットプレートをセットして確認します。





次はベベルギアのシム調整です。
ベベルのシム調整はギアノイズに大きく影響するのでモーターと合わせながらシムを足していきます。

写真の様にグリップにモーターを入れ、ベベルギアをセットしたメカボックスにはめて、ピニオンギアとベベルギアの噛み具合を確認しながらベベル上のシムを決めます。







これで3つのギアの片方のシムが決まったので、あとはメカボックスとのクリアランスを埋めるためにそれぞれのギアのもう片方にシムを足していきます。







メカボックスとギアのクリアランスは必ずネジを締めた状態で確認します。
最低3本のネジを締め、指を入れてギアを回します。

ギアは抵抗なくスムーズに回るかどうか。
メカボックスを裏返して、下からギアのシャフトを押してみてガタつきが無いかを確認します。

この後、グリスアップ等を行い、フレームに組み込んで実際に作動させてギアノイズのチェックを行いますが、ひとまずメカボックスのシム調整は終了です。

電動ガンの内部調整に挑戦してみよう!(グリスアップ・組み立て編)に続きます。


  
タグ :シム調整


Posted by AIRSOFT97  at 19:45Comments(2)電動ガンのしくみ

2014年08月21日

BB弾のお話

こんばんは!店長のkuroです。
本日はBB弾のお話。



電動ガンを長年趣味としている人には当たり前のお話になってしまいますが、最近当店での購入が初めてという方も多いので、そんな方の為の基礎的なBB弾の知識について書きたいと思います。

BB弾の種類について
BB弾は現在さまざまなメーカーから販売されており、メーカーにより特性が異なります。

A,重量
一般的な重量は0.2gとなっており、「初速が・・・m/s」という表記で特にBB弾の重量が記載されていない場合は、0.2gでの計測である事が一般的です。
通常の仕様であれば、0.2gを選択すれば間違いないでしょう。

軽量弾
0.2g未満のBB弾を使用するのは当店で販売しているような、大人用のエアガンではオススメできません。
弾が軽すぎて弾道が荒れますし、飛距離も落ちます。またそれとは反対に、銃口での初速は100m/sを超える場合があります。
ただし、その場合でも違法なわけではありません。法律は初速を基準にしているのではなく、エネルギー(J)を基準にしております。
J(ジュール)は弾の重さと初速から計算されます。
弾の重さが0.12gであれば初速120m/sでも0.86Jとなり法律範囲内という事になります。
でも、銃口付近ではすごい初速が出ますが、減速比もすごくなり、ゲームでは使い物にはなりません。
当店でも軽量弾で試した事がありますが、30m先のターゲットに当てることは困難でした。

重量弾
BB弾の重量が増すと、初速は遅くなりますが、弾道は安定します。(0.2g以上)
ただ、ホップを強くかけないといけません。一般的なホップシステムでホップを強くかけると、それだけホップパッキンがバレル内部に出てきて、それが抵抗となり、さらに初速が落ちてしまいます。
銃口付近の初速は遅いのですが、減速比も少なく、そのままの速度で進んでいく感じになります。
全体的には初速は遅いけど真っすぐ飛んでいくというイメージになります。
ただ、サバゲの場合、長い距離真っすぐ飛べばそれでいいのか?というとちょっと違うと思います。
発射音が聞こえ、その方向を見て、「あっ、BB弾が来る!」と思って回避行動をとるとよける事が出来る。というのもいかがなものかと思います。

自分の戦闘スタイルに合わせてのチョイスが必要ですね。

ちなみに以前、「0.25gのBB弾で初速90m/s以上出るようにして」という方がおりましたが、それだと、1.013Jとなり違法となります。
その方は初速が98m/s以下であれば合法だと思っておりましたので、説明してお断りしました。

B,材質

材質は大きく分けて2つ、通常のプラスチック弾とバイオ弾があります。
バイオ弾は生分解性で、年月が経過しましと、ボロボロに崩れます。
近年では、「バイオ弾のみ」というフィールドがほとんどだと思います。
バイオ弾は劣化して崩れるように作られております。
なので、車内のような高温になる箇所、または湿度等で変形したりします。
マガジンにバイオ弾を入れて長期保管すると、ヘタすると弾つまりの原因になり、つまらなくても弾道が荒れる場合もあります。

ということで、「国産バイオ使っているから大丈夫!」ではありません。保管場所には十分に気をつけて下さい。
室内ほどの気温で、直射日光に当たらず、湿度の影響を受けないためには、きちんとロックできる袋に入れて保存して下さい。



以上、重量と材質については袋にも書いてありますので、誰でもわかると思いますが、これから書くことは、いろいろ経験しないと分からない事です。

C,直径
BB弾は6mmということになっていますが、実際は6mmより少し小さいです。
そして、メーカーにより、(さらにはロットにより)直径が少々異なります。
少しと言っても0.01m以内の差だと思います。
当店で実験すると、この差で最大3~4mほど初速が変化します。
なので、当店はギリギリチューンはお断りしており、最大でも93m/sまでとさせて頂いております。

直径が大きいと(限度による)初速が上がります。また、弾がつまるというトラブルが起きやすくなります。
直径が小さいと(限度による)初速が下がり、弾が詰まりにくいようです。


D,つるつる度
BB弾の表面の加工ですが、研磨加工をした後に薄くワックス処理したものもあれば、研磨加工のみのものもあるようです。

触ってつるつるぬるぬるしているBB弾は給弾不良が起こりにくいのですが、稀に多重給弾になる場合があります。(この事についてはチャンバーの話の際に詳しく説明します。)また、ホップがかかりにくい事があります。
あまりつるつるしていないBB弾はその逆で、給弾不良が起こりやすい(チャンバー内にBB弾が入っていかなかったり、マガジン内でつまったりします。)多重給弾のトラブルは少なめ、ホップはかかりやすいとなります。


以上が大まかな基礎知識となります。
それを踏まえていくつかの注意事項。

重量が同じでもその他のファクターが異なる場合がありますので、
重量、材質が同じであっても、メーカーの異なるBB弾を混ぜて使用しない。
ホップのかかり具合もまちまちなので、めちゃめちゃ弾道が荒れますし、多重給弾、給弾不良の原因になったりします。

バイオ弾はロック出来る袋から取り出したもので、なおかつ、適正条件下で保存してあるもの以外は使用しない。
マガジン内に保存したBB弾はあきらめて下さい・・・

それと、これは常識ですが、1度使用したBB弾は使用しない。
僅かな直径でも差が出るのに、何かに当たった弾を使うと・・・・ヤバイっすよ!
あと、BB弾に付着したゴミがバレル内にとどまってしまうと、弾つまり、弾道荒れの原因になります。



当たり前の事書くなよ!って方も多いと思いますが、初心者にとっては当たり前の事ではありませんね。
私達自身も「これって言わなくても分かる当たり前のことでしょ。」って思っちゃっている事が多いなあと反省しています。

これからは襟を正して、初心者の方にもわたるように、「当たり前の事なんて一切ない!」という気持ちで、ちょくちょく説明していきたいと思います。

  

Posted by AIRSOFT97  at 19:45Comments(15)電動ガンのしくみ

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