2016年01月27日
BOLT SR-16の内部調整
こんばんは、Tacです。
強烈なリコイルショックで大人気のBOLTの電動ガンの内部調整についてご紹介します。
当店の調整済みモデルではBOLTのリコイルショックシステムを改良し、バシッと鋭くキレの良いリコイルを実現します。
一部の個体で、リコイルショックの強さが不均一になる不具合が報告されているようですが、当店ではこの問題も改良して出荷しております。
それでは調整に移ります。
当店ではチャンバー周りも入念にチューニングを行っております。
純正状態では、組み付けた状態でもインナーバレルが前後に動いてしまう個体が多く、このままではノズルから送り込まれたエアーが漏れて初速が不安定になってしまうので対策します。
また、ホップアップが正常に掛かるようにアームや押しゴムなども改良します。
チャンバーとバレルの間に入れるブレ止めのリングが入っていなかったので組み込みます。
リングが無いとインナーバレルが動いてしまっていたので、命中精度を向上させるためには組込は必須です。
専用工具を使ってストックパイプのエンドを外し、リコイルウエイトを取り出します。
こちらを改良することによってリコイルの不均一問題を解消します。
続いてメカボックスを調整していきます。
通常のVer.2メカボックスなら、マガジンキャッチとロックピンを外すとレシーバーからメカボックスを取り出す事ができますが、B.R.S.S.メカボックスの場合は、ピストンにリコイルウエイトを押すロッドが取り付けられており、スプリングガイドを貫通してストックパイプ内まで出てきます。
そのため、ピストンが最前進していないと、ロッドが邪魔をしてメカボックスを取り出すことが出来ないため、カギ爪状の工具を使って逆転防止ラッチを開放します。
あとはVer.2互換となっております。
ネジは上の2本のみプラスで、残りは六角です。
メカボックス内部はこのようになっています。
まずはパーツを一つ一つ洗浄していきます。 BOLTのメカボックスはシリンダー内のグリスが多めに塗られており、シリンダーヘッドパイプの内部にもグリスが付着していることが多いので、綿棒を使って念入りに洗浄します。
BOLTの専用ピストンは、ピストンヘッド固定ネジでウエイトを押すロッドを固定しています。
工場出荷段階でネジロックされていますが、稀に緩んでいる個体があるので必ずチェックします。
続いてはシム調整です。
重いリコイルウエイトを動かすので、ギアにはかなりの力が掛かります。
なので、シム調整を間違えてしまうと破損の原因になってしまうので確実に行います。
シム調整を行う際には、必ずメカボックスのネジを締めてから確認します。
メインスプリングを当店オリジナルの不等ピッチスプリングに交換することで、バシッと鋭いリコイルを実現します。
調整済みモデルは、初速を約90m/sに合わせるために機種に応じて3種類のオリジナルスプリングを使い分けています。
メカボックス内部を調整し、組み上げる際にやることがあります。
BOLTの電動ガンが強烈なリコイルショックの影響で様々な場所のネジが緩んでしまうので、組み上げる際にはネジロック剤を使用します。
グリップ内部のネジには中強度のネジロック剤を塗布します。
特に、ストックパイプのコードカバーのネジはリコイルショックによって緩みやすいので高強度のネジロック剤でしっかりと固定しています。
マガジンキャッチにもネジロック剤を使用します。
かなり小さい六角ネジが使われているため、高強度のネジロック剤で固定してしまうと、次回分解する際にネジが舐めてしまう恐れがありますので中強度タイプを使用します。
すべて組み上げて30mレンジで試射し、弾速と弾道をチェックします。
赤線より下がHOPゼロで、上が30mHOP適正の値になります。
HOPゼロの値が90m/sピッタリですね! 初速も安定しており、弾道や集弾性も良好でした。
BOLTの電動ガンはリコイルショックが強すぎて集弾性を確認するのが大変なので、ウエイトを抜いてチェックするほうが楽ですね~。
以上、BOLT SR-16の内部調整でした!
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