VFC Mk18 Mod1分解レビュー

AIRSOFT97

2016年04月11日 19:45



こんばんは、Tacです。
今日は、VFCの中でも高級品の「VFC Colt Mk18 Mod1 TAN 正規ライセンスモデル」の分解レビューを行います。

このMk18 Mod1は、Daniel Defense RIS2タイプハンドガードを装備し、SEALsを始めとした各部隊で広く使用されている有名なモデル。

これまではM4A1などを購入し、社外のRIS2を取り付けてMk18を作るというのが定番でしたが、本体とハンドガードのメーカーの違いによる寸法の差で上手く取り付けられなかったり、隙間が出来てしまったりと、少々面倒なものでした。

しかし、この商品は最初からRIS2を取り付け済みのコンプリートモデルとして販売されているので、最高の相性でガッチリと取り付けられており、ガタやアウターバレルの芯ズレなどが一切無い、究極のMk18に仕上がっております。




それでは分解に取り掛かります。
まずはフロントのロックピンを抜き、テイクダウンを行います。
VFCはボルトロック機能が付いており、ロックしたままではテイクダウンは出来ません。
無理にやろうとするとダミーボルトが破損してしまうので、必ず解除してから行いましょう。




インナーバレル長は275mmと短め。
バレル長が短くても、きちんとバランスの取れたセッティングであれば、命中精度や集弾性、飛距離などの実射性能が他に劣るということはありません!
今の時代、インナーバレルの長さでは一概に性能に差は出ないと言うことです。(※極端に長い場合や、短い場合は除きます。)




次にストックパイプを外します。
このモデルはスリング対応のバッファープレートを標準装備しているので、すぐにスリングを使用することができます。




グリップを外します。
海外製の多くは、モーター位置調整プレートを必要としないグリップエンドを装備しているので便利です。






先にボルトキャッチを外してから、マガジンキャッチを外します。
マガジンキャッチはリアルタイプになっているので、限界までボタンを押し込んで、マガジンをロックする側のL字になっているパーツを回しながら取り外します。






残りのピンを抜いてレシーバーからメカボックスを取り外します。

メカボックスの窓からピストン位置が確認できます。
この場合、そのままメカボックスを開けてしまうと、テンションの掛かったメインスプリングが一気に開放されて飛び出してくる可能性があります。

ベベルギア付近の小窓から細い棒状のパーツを使って逆転防止ラッチを解除しておきましょう。






ボルトキャッチパーツとスプリングガイド固定ネジを外します。
写真のように、ボルトキャッチパーツのスプリングと固定リングは外さなくてもOKです。






メカボックスの全てのネジを外し、開封します。






この個体も、最新ロットの仕様に合わせ、軸受けをベアリングに交換します。
通常、フランジの溝は鋳型でそのまま整形することが多いのですが、VFCのメカボックスは綺麗に切削されており、素晴らしい精度を誇ります。




標準で入っているギアは若干ハイスピードタイプ。
強度が高いので、破損率もかなり低い優秀なギアです。






接点グリスの塗布やシム調整、再グリスアップ等を綿密に行い、組み上げます。




調整ルーム内の30mレンジで、HOPゼロ/適正の初速の測定と弾道の確認を行います。

また、当店には安定化電源装置がありますので、消費電力の確認も行うことができます。
シム調整やモーター位置調整が不適切だと消費電力が高くなるので、バッテリーの消費が早くなったり、モーターの発熱、内部パーツの摩耗等に繋がります。

チューナーがひとつひとつ調整して、全てのチェック項目をクリアすると、3ヶ月保証をお付けしてお客様のもとにお届けします。
VFCの素晴らしい外装と、内部に手を加える事で最大限に引き出された性能には必ず満足して頂けると思います!

以上、VFC Mk18 Mod1分解レビューでした!

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