VFC SR-16CQB 11.5 分解レビュー

AIRSOFT97

2016年04月01日 19:45



こんばんは、Tacです。
今日は、当店初入荷のVFC KAC SR-16 CQB 11.5inch 正規ライセンスモデルの分解レビューを行います。

KNIGHT'S ARMAMENT正規ライセンス品ということで、レシーバーやURXにたいへん綺麗な刻印が入っています。
VFCが製造することで、世界トップクラスのクオリティーに仕上がるのです!






レシーバーは彫りで、URXにはプリントで刻印が入っています。
実銃同様でとてもリアルな仕上がりとなっております。




まずはレシーバーのロックピンを抜き、テイクダウンを行います。
VFCが加工精度がたいへん高いため、スルスル分解できます。
それでいて上下レシーバーのガタなどは全くありません。






VFCのこの型のチャンバーはたいへん精度が良く、HOP調整もしやすいので大好きです。

しかし、日本国内基準パワーではHOPをゼロにしても掛かってしまい、弾道が浮いてしまう事が多いので対策を行います。
このチャンバーの分解にはCリングプライヤーが必要となります。

インナーバレル長は340mmです。






次にストックパイプ、グリップ、モーター等を外します。

通常、ストックパイプ固定ネジはロアレシーバーとメカボックスを貫通し、スプリングガイドで固定しますが、VFCの場合はロアレシーバーとの固定になります。

VFCのほとんど電動ガンはヒューズレスとなっておりますので、追加カスタムメニューの「マイクロヒューズ取付加工」をお勧めします。

また、VFC電動ガンに標準で入っているモーターは他メーカーと比べるとスピードは速いのですが、少々発熱が気になりますので交換推奨です。








このモデルはアンビセレクターを搭載しておりますので、セレクターの取り外しが必要です。
左面のセレクターにはとても小さなボールベアリングとスプリングが入っているので、取り外しには十分注意しましょう。
右面セレクターにはボールベアリング等は入っておりません。




ピンポンチ等を使い、ボルトキャッチを外します。
ピンには抜け防止のOリングが装着されています。




レシーバー後方の大きなピンは左から右へ叩いて抜き、トリガー上部の小さなピンは右から左へ抜きましょう。






ピンを抜いたら、レシーバーからメカボックスを取り出します。
VFCのレシーバーはかなりタイトなので、初めてやった時はメカボックスの取り出しにかなり苦戦しました。(・_・;)
最初にメカボックス前方を力を込めて持ち上げてからやるとスムーズです。








メカボックスを開ける前に、ボルトキャッチパーツとスプリングガイド固定ネジを外し、ベベルギア付近の窓から逆転防止ラッチを開放しておきます。




メカボックスのネジを全て外してから、スプリングが飛び出ないようにピンポンチ等をスプリングガイドに挿して抑えながら開きます。

VFCは内部のパーツも随時更新しているようで、ロットによってタペットプレートやピストンの材質や、軸受けの変更されています。







VFCのセクターギアとスパーギアには、バネによる自動シム調整機能が付いております。
実はこれがあまりよろしくないので、当店の調整済みモデルではスプリングを廃してスペーサーを取り付け、通常のシム調整を行っております。

また、VFCの最新ロットのメカボックスは軸受けがベアリングに変更されているようなので、この個体は軸受けをベアリングに変更しました。




こちらが調整後のメカボックスです。
この個体はピストンに磨耗が見られましたので、交換してあります。

同じVFC製の電動ガンでも、ベストなセッティングを出すために交換するパーツはモデルによって異なる場合があります。




全ての調整が完了したら、当店の調整ルーム内にある30mレンジで発射テストを行います。






初速はHOPゼロ、適正共に92m/sで安定していました。
(X3500弾速計、0.2gBB弾使用)

この個体はUltimateモデルで、Li-po7.4vで約18.8発とかなり実用的な連射サイクルに仕上がりました!

以上、VFC KAC SR-16 CQB 11.5inchの分解レビューでした。

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