カスタムで命中精度をより高めるオプション

AIRSOFT97

2024年04月25日 19:45

こんばんわ!サワです!
\(^o^)/

前回は次世代AR系のカスタムとオプションについてご紹介しましたが、今回は次世代はもちろん、スタンダード電動系でも適用できる、、、というか、ほぼ全部の電動ガンカスタムに適用できる、「命中精度をより高めるあのオプション」について詳しくご紹介します。

■飛鋭改インナーバレルについて

97カスタムでは定番のオプションですね!
日本で最高峰のインナーバレル職人が一本一本制作している、技工が凝らされた匠のインナーバレル!
インナーバレルとしてはちょっとお高いイメージですが、高い価格には理由があります!

<理由その1、一本一本時間をかけて切り出し、製造>

飛鋭改はステンレス製で、インナーバレルで使われる素材の中でも最も硬い材料です。
硬い材料を加工するには…、そうです、製造機械にも負担がかかります。
製造コストを下げるためには、機械で作れる時間あたりの量を増やせばいいのですが、切削加工をする間に実は削るための刃も「削れ」てしまいます。加工を急いでしまうとツールの摩耗の影響を受け、一つ一つの製品に差が出てしまったりします。
更に加工を急いでしまうと、内面の歪みや品質に影響を及ぼすことも…。

飛鋭改は品質を最優先とし、一本一本丁寧に削り出しを行い、機械のメンテナンスにもしっかりと時間を使っています。
つまり、時間あたりの製造本数が通常のバレルと比べても少なくなってしまうため、コストが高くなっているということです。

<理由その2、ステンレス材では極めて大変な超ロングテーパー加工>

いわゆる整流効果と謳われている、BB弾がバレル内から外に出る際の大気との抵抗を軽減するためのロングテーパー加工がインナーバレルのトレンドとなっています。
飛鋭改では20mmに及ぶ超ロングテーパー加工を施していますが、先端はまるで刃物の先のような鋭さ担っています!
刃のように薄い加工ですが、少しでもずれてしまうとすべてが台無しになってしまいます。
加工の簡単なアルミや真鍮で行うのは比較的簡単ですが、ステンレス材となると話は別になります。
飛鋭改では僅かな歪みもなく、きれいでなだらかなテーパー加工が施されています。
とても慎重かつ繊細な作業となるため、当然コストは高くなってしまいます。

<理由その3、最後は1本ずつ手作業で研磨>

インナーバレル内は僅かな凹凸があると、汚れが溜まりやすくなってしまったり、弾道に不確定要素を与えるきっかけになったりもします。
つまり滑らかであることが極めて重要なのですが、最終的には手作業で磨き上げを行います。
特に、HOPのかけ始めとなるHOP窓周囲は入念に磨き上げを行います!
これらの入念な作業はステンレス材の粘りの良さと相まって、HOPの安定性に寄与します。

<つまり飛鋭改は…>
日本で最高の技術を持つ職人が一本一本丹念に製造している飛鋭改。
日本で最も優れた品質を持つバレルであることは間違いアリません!
日本で一番と言うことは…、そう、つまり世界で一番優れたインナーバレルと言えるでしょう!

飛鋭改が高い理由…、それは、このように一本一本とても手間がかかっているからです。工程を考えればむしろ安いと言えるかもしれません。

■飛鋭改インナーバレルの組込オプション
そしてようやくカスタム内容に繋がります。
カスタムのオプションとして飛鋭改を選択する場合、以下のポイントにご注目ください。

<実は内径が2種類存在する>
電動ガンの飛鋭改のカスタム組込では、組み込む機種やセッティングに合わせて、最適な結果が出る方をエンジニアが選定いたします。

内径6.05mm飛鋭改では鋭い切れ味のあるバランスのよい弾道のイメージとなり、ワイドボアの6.15mmは0.25g以上の重量弾との相性が良く、よりフラットな、伸びのある弾道を獲得することができます。
また、ワイドボアの場合は内径に余裕ができる分、例えばあまり好ましくない状態のバイオBB弾を運悪く引き当ててしまった場合でも、弾づまりなどのリスクを下げる事ができます。

サバイバルゲームではたとえBB弾のコンディションに気を配っていたとしても、温度や湿度、砂や泥などに暴露する事でBB断の状態が悪化してしまう事があります。そういった場合、精密タイトバレルではトラブルの要員に繋がりやすくなりますが、ワイドボアであればリスクを軽減する事ができます。

やや遠距離での交戦や射撃を重視する方、常に最上のBB弾コンディションを維持することが難しいと予見される場合など、ワイドボアのメリットが活かせると思います。

ワイドボアの適用条件ですが、インナーバレル長が180mm~300mmまでとなります。
(ラインナップの関係上)
なので、例えばARP9のようなバレル長が短い機種では対応が難しくなる事、
逆にアウターバレルがもっと長い機種では0.25gBB仕様での施工限定であったり、場合によっては不可となる場合もございます。
※DSGカスタムのようなエア量が確保できないセッティングのカスタムでも適用外となります。

<機種によってはベースカスタム内容に含まれる場合がある>
一部の機種専用カスタムメニューについては、既に飛鋭改が含まれているものがあります。


具体的には、C.A.T.Ultimate及びそれ以上のグレードの各メニューと、次世代MP5専用Ultimateメニューが該当します!

更に強いて言えば、GBBRカスタム「SUPER ACCURA」もGBBR専用の飛鋭改を組み合わせるカスタムとなっております。

<Ultimateと組み合わせた方が効果が高い>
これはカスタムメニューの出荷基準によるものなのですが、飛鋭改オプションを選択する場合、ベースメニューはUltimateを選んでいただいた方がいいです。
というのも、BASICやBoost-UPとUltimateでは命中精度基準に大きく違いがあるためです。

BASICとBoost-UPについては、例えばサバイバルゲームで交戦する際に「10人の相手と30mの距離で対戦する場合、最低でも7人以上はヘッドショットが問題なく可能」であることが出荷基準となります。
対してUltimateでは、「最低でも9人以上はヘッドショットが問題なく可能」な水準に引き上げられます。

この出荷基準について、通常の射撃時の平均集弾性能もありますが、
不確定な要素で発生するようなフライヤー率や装弾数の変化による僅かな弾道の変化など細かい部分についても総合的にチェックすることになります。
悪い例でいうと、BASICやBoost-UPに飛鋭改オプションを設定した場合よりも、単にUltimateカスタムのみの方が当然出荷基準が高くなります。
命中精度を気にされる場合はオプションで固めるよりも先に、まずはUltimateをご選択ください。

■給排気系チューニングパッケージ
こちらのオプションは空気を生み出すシリンダーとピストン部分を高品質な部品に置き換えるオプションとなります。

まずシリンダーは弊社オリジナル「アクセレートシリンダー」を用います。

こちらは飛鋭改と同じ職人が手掛ける純日本製の超高品質なシリンダーで、更に摩擦を低減し耐久性を高める無電解ニッケルメッキPTFEコーティングが施されています。

ピストンヘッドに関しては性能と品質で定評のDCI製側方吸気ピストンヘッドを用います。

ピストンコッキング時の吸気ポートがピストンヘッド側方に配され、効率的な吸気と前後のピストン運動時の、気密を維持するためのOリングのブレを抑える構造となっております。
これらのパーツの組み合わせでより安定したエアー生成と排出が可能となり、結果として命中精度のより一層の向上に寄与します。

こちらのパッケージについて、若干の留意事項がございます。

<Ultimateと組み合わせた方が効果が高い>
こちらも飛鋭改の時と同じ理由となります。命中精度を高めたいなら、まずはUltimateから!これは鉄則となります!

<一部含まれるカスタムメニューが存在する>
C.A.T.カスタムの一部メニューでは、これらのパーツが既に含まれている場合がございます。

具体的に、C.A.T.Ultimate ブラシレスパッケージLite(通称ブラシレスライト)以上のグレードのメニューではアクセレートシリンダーが、
そしてC.A.T. UltimateブラシレスHYBRYD DSG(通称ブラシレスDSG)ではDCI製側方吸気ピストンヘッドも含まれます。

これらのカスタムメニューを行う場合では一部または全部が不要となりますのでご注意ください。

■まとめ
これらオプションは命中精度の底上げを行うことができます!
が、そもそも命中精度を高めたい場合は「まずはUltimate一択」という事をお忘れなく!

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