2017年05月19日
LONEX L4-BAWハードリコイルブローバック!
こんばんは、Tacです。
今日はサンプルで入ってきたLONEX製電動ガン L4 BAWの分解レビューを行います。
BAWとは、「Blow-Back Adaptive Weapon」の略称で、要するにブローバックするよ って意味です。
そしてこのL4 BAW、ハードリコイルブローバック機能付き!!
そのリコイルの強さ、これまでにない最強のリコイルです!
リコイルのある電動ガンといえば、次世代やBOLT、当店オリジナルのAKハードリコイルブローバックなどがありますが、それらのリコイルとは比べ物にならないほど強力なリコイルを発生させるユニットが搭載されています。
「最後に動画アリマス。」
そんな最強リコイルのL4 BAWを分解していきます。
まずはフロントのロックピンを外し、テイクダウンを行います。
ブローバックダミーボルトを固定しているボルトがかなり飛び出ているので、チャージングハンドルを引きながらテイクダウンします。
チャンバーは樹脂製でバレル同軸式HOPダイヤルです。
インナーバレルは窓の切削がKRYTACに似ていますが、少し浅めです。
ダミーボルトブローバックの方式は初期のAPSに近いシステムです。
ピストンに引っ掛けるブローバックバーは金属製で耐久性が高そうです。
次に最強リコイルショックを発生させるユニットを取り出します。
エンドキャップはかなり大きいサイズの六角になっており、バッファーチューブの中にロット一体型のリコイルウエイトが入っています。
リコイルウエイトの重量は245gと、そこまで重いわけでもありません。
それなのに、これまでのどの電動ガンよりもリコイルショックが強い理由は、ピストン内部とリコイルスプリングにあります。( ̄ー ̄)ニヤリ
専用レンチでバッファーリングを緩めて外します。
配線取り回しは次世代M4やBOLTと同じです。
続いてモーターを取り出します。
驚愕のヘリカルピニオン!!
しかもモーターの規格が違う!!
でもご安心ください。
共通規格のロングモーターが使えます。(OvO)
後は通常のM4系と同じ手順で、ボルトキャッチ、マガジンキャッチ、ロックピンを外してメカボックスを取り出します。
メカボックスはVer.2の派生型。
ブローバック機能付きの強化メカボックスです。
カッチリとしたボルトロック機能も付いてます。
ブローバックダミーボルトと、ボルトロックパーツを外し、メカボックスを分解します。
内部は海外製品の中で最も綺麗に組み上げられていました。
ですが、箱出しの状態ではややギアノイズが発生していたので、やはり整備は必須です。
ギアは、セクターギアのピストンを引く歯以外は全てヘリカルギアです。
これまでのヘリカルギアはベベルギアのピニオンギアと接する歯は平歯でしたが、このL4 BAWはそこもヘリカルなんです。
こんなギアは初めて見ました。
純正ピストンの歯の写真を撮るのを忘れていました・・・。
歯はハーフの全メタルティースです。
気になるのが、共通規格のピストンよりも少し長いという事です。
比較対象はSHSピストン。
極僅かに長い上に、ピストンとピストンヘッドの間にかなり嵩増しされています。
こちらはシリンダーとシリンダーヘッドです。
搭載されているインナーバレルは長さが300mmほどありますので、このシリンダーではエアー不足です。
初速効率も悪かったので、適正サイズのシリンダーに交換します。
スプリングガイドはリコイルユニットのロッドが通るため専用品となります。
強化メカボックスのため、タペットプレートにはくびれが付いています。
ノズル長は21.27mmで、ほぼM4規格です。
軸受けはクローズドタイプのベアリング軸受けです。
カットオフレバーやスイッチ、トリガー等も汎用品が使えそうです。
実はサイクルを上げようと、ヘリカルギアを全て平歯に変えてみたんですが、この強すぎるリコイルはサイクルを上げるとダメみたいです。
E&Lの18:1ギア+サマコバでテストしたんですが、サイクルが速すぎる&トルク不足で危険でした。
あまりにリコイルが強すぎてフルオートで撃つと狙えたもんじゃありません。
光学機器も物によっては壊れる可能性もありますので注意が必要です。
それでは最後に動画をご覧下さい!!
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