2016年10月11日
E&L AKのインナーマグウェルを作ってみよう!!
はいさーい! 当店で販売しているE&L AKはDXバージョンに標準装備のこの「EL純正インナーマグウェルパーツ」 海外製のAKタイプのエアガンは、装填したマガジンが奥に入りすぎてしまう場合が多く、マガジンチェンジをスムーズにするためのパーツとして機能しています! 特にこの「E&L純正マグウェル」は、チャンバー固定用ネジを介してマグウェルも一緒にロックし、芋ネジ2本だけで固定されたフロントパーツ(※DX以降からは小改良)の固定&抜け防止に一役かっている優れモノなのです!!
他社さんからもAK用マグウェルが数種類発売され、E&L専用のものもよく見かけます。しかし、チャンバーごと固定してくれるのは純正品だけなんですよね。ちなみに「LCT AK用マグウェルスペーサー」は、EL製品には適合しませんでした。 さて話を戻しますと、このマグウェル、当たり前ですがDXバージョン以外の機種(DX発売以前の生産ロット含む)にはこの純正マグウェルは入っておりません(泣)
私物のE&L製AK3丁中2丁はDXが発売される以前に購入したモノ。当然マグウェルはついていないため、納品担当スタッフに純正品の入荷を希望したところ「単体での販売は無いよ~」と力強く否定されてしまいました・・・。
しかし私もチューナーの端くれ「無かったら作ればいいじゃない!」この記事が全国のELマグウェル探究者に届くことを祈って(大げさ)記事にしていきたいと思います! というわけでまずは純正品の各部サイズを図っていきたいと思います。 この純正品はDX以外のELAKにもそのまま使用できましたので、汎用性を考え、電動ガンからの実寸ではなく、パーツ本体のサイズから作業していきます! 便宜上下の図の面を「表」
こちらの面を「裏」として解説していきます!
パーツ各部の長さを図りながら写真もたくさん撮ったのですが、かなりの枚数で煩雑になったのでイラストで解説! このサイズに合わせて、マグウェル本体になる素材も加工していきます。
素材はこちら! 厚さ3ミリの一般的な「発泡塩ビ板」どこのホームセンターでも置いている手ごろな素材です。大きいお店や専門店ならもっと厚いものが手に入りそうですが、今回は入手性を考えこちらで作業。
ほかにも、元入っていたネジでは長さが足りないため同じくホームセンターから「六角ネジM3‐25ミリ」と
マグウェル固定用のナット(マイナスネジの切られているもの)が無かったので、M3の板状受けパーツも併せて購入してきました。 純正についているナット自体は専門店にはあるらしいので、こだわる方は足を運んでいただくと幸せになれます。
ネジは19.5ミリ(ネジの頭から下の長さ)より長くなってしまうと、マガジンに干渉してしまいますのでワイヤーカッターや切断やすり等で適切な長さに切る必要があります。先に切らずに一旦完成品に通してから長さ調整するのが望ましいです。
まずはマグウェル本体となる塩ビ板を加工します。 縦横が完成品のサイズよりも小さくならないよう切り出し、板どうしを接着剤でつないだ後圧着。圧力をかけると内部で接着されていない部分がなくなりますので、このようなブロックを作ってからの作業にはお勧めです。しかも100均で揃うというお手軽さ!
1日以上おいて乾燥させたものがこちら。 純正品より多少薄いですが、裏面の半円を作る際に最終的な高さ調整ができますのでこれくらいでも問題ありません。
そしてひたすら縦横の水平を気にしつつやすり掛けしていき完成品のサイズに近づけます。 手が痛い……。
ブロックでのサイズ合わせが終わったら、今度はリューター等でチャンバーの通る穴をあけます。慎重にやらないと、画像のようにへにゃへにゃになってしまいますので時間をかけて作業しましょう。
次にネジ受け部分のくぼみを作ります。
受けの金属の大きさよりも深くしておかないとマガジンに干渉してしまいますのできちんと調整しましょう。
続いて裏面のくぼみ(アウターバレルが当たる部分)を掘っていきます。
純正品の最短部(半円の底部分)は約9ミリ。
リューターでひたすらきれいな半円をイメージして掘ります。
前後の厚さが変わらないように測りながら掘るときれいにできます。
大体の大きさになったら紙やすりなどできれいな面に仕上げましょう。掘った面がボコボコしていると、アウターやチャンバーに干渉して想像以上にマグウェルが飛び出します。
そして今作業一番緊張する作業、ネジの通る穴あけ!!
調整室にはフライス盤やボール盤もありますが、今回は個人でDIYできることも課題の一つですのでリューターで慎重に穴をあけていきます。
穴をあける箇所は、あらかじめAK本体に入れてみてあたりをつけましょう。最初に穴をあける箇所にくぼみを作っておくとうまくいくかも! 貫通したら棒やすり等で実際のネジの太さより余裕のある大きさまで広げておくと組み込むときの調整が楽です。
よっしゃ完成! と、いざ組み込むとちょっと長さが足りない…(; ・`д・´)
どうやらネジ穴の位置が前過ぎたよう。
用意したネジ(25ミリ)もやっぱりそのままだと長すぎ見たいですね。このままだとマガジン貫通しちゃいます(笑)
というわけで、マグウェル前面に3ミリ厚のゴム板を張り、ネジも受けと面一になるよう長さ調整して完成です! しかし実際にやってみると結構な時間がかかりますね。 早くE&Lさんがパーツとして販売してくれることを願うばかりです!
がっちりとした自作マグウェルがついて、より愛着と使い勝手が向上した私物AKMS! こうやって手をかけるとより自分の銃が好きになっていいですよね!
記事中でも何度も言っているAKインナーマグウェル(マグウェルスペーサー)がマガジンに干渉すると、給弾不良や弾道の悪化を招きます。もし組み込んで症状が出るようならマグウェルの厚みを薄くしたり、チャンバーに干渉していないか、ネジの長さは適切かなど確認してみると良いと思われます!
以上AKに愛を注ぐスタッフKATSUでした!
他社さんからもAK用マグウェルが数種類発売され、E&L専用のものもよく見かけます。しかし、チャンバーごと固定してくれるのは純正品だけなんですよね。ちなみに「LCT AK用マグウェルスペーサー」は、EL製品には適合しませんでした。 さて話を戻しますと、このマグウェル、当たり前ですがDXバージョン以外の機種(DX発売以前の生産ロット含む)にはこの純正マグウェルは入っておりません(泣)
私物のE&L製AK3丁中2丁はDXが発売される以前に購入したモノ。当然マグウェルはついていないため、納品担当スタッフに純正品の入荷を希望したところ「単体での販売は無いよ~」と力強く否定されてしまいました・・・。
しかし私もチューナーの端くれ「無かったら作ればいいじゃない!」この記事が全国のELマグウェル探究者に届くことを祈って(大げさ)記事にしていきたいと思います! というわけでまずは純正品の各部サイズを図っていきたいと思います。 この純正品はDX以外のELAKにもそのまま使用できましたので、汎用性を考え、電動ガンからの実寸ではなく、パーツ本体のサイズから作業していきます! 便宜上下の図の面を「表」
こちらの面を「裏」として解説していきます!
パーツ各部の長さを図りながら写真もたくさん撮ったのですが、かなりの枚数で煩雑になったのでイラストで解説! このサイズに合わせて、マグウェル本体になる素材も加工していきます。
素材はこちら! 厚さ3ミリの一般的な「発泡塩ビ板」どこのホームセンターでも置いている手ごろな素材です。大きいお店や専門店ならもっと厚いものが手に入りそうですが、今回は入手性を考えこちらで作業。
ほかにも、元入っていたネジでは長さが足りないため同じくホームセンターから「六角ネジM3‐25ミリ」と
マグウェル固定用のナット(マイナスネジの切られているもの)が無かったので、M3の板状受けパーツも併せて購入してきました。 純正についているナット自体は専門店にはあるらしいので、こだわる方は足を運んでいただくと幸せになれます。
ネジは19.5ミリ(ネジの頭から下の長さ)より長くなってしまうと、マガジンに干渉してしまいますのでワイヤーカッターや切断やすり等で適切な長さに切る必要があります。先に切らずに一旦完成品に通してから長さ調整するのが望ましいです。
まずはマグウェル本体となる塩ビ板を加工します。 縦横が完成品のサイズよりも小さくならないよう切り出し、板どうしを接着剤でつないだ後圧着。圧力をかけると内部で接着されていない部分がなくなりますので、このようなブロックを作ってからの作業にはお勧めです。しかも100均で揃うというお手軽さ!
1日以上おいて乾燥させたものがこちら。 純正品より多少薄いですが、裏面の半円を作る際に最終的な高さ調整ができますのでこれくらいでも問題ありません。
そしてひたすら縦横の水平を気にしつつやすり掛けしていき完成品のサイズに近づけます。 手が痛い……。
ブロックでのサイズ合わせが終わったら、今度はリューター等でチャンバーの通る穴をあけます。慎重にやらないと、画像のようにへにゃへにゃになってしまいますので時間をかけて作業しましょう。
次にネジ受け部分のくぼみを作ります。
受けの金属の大きさよりも深くしておかないとマガジンに干渉してしまいますのできちんと調整しましょう。
続いて裏面のくぼみ(アウターバレルが当たる部分)を掘っていきます。
純正品の最短部(半円の底部分)は約9ミリ。
リューターでひたすらきれいな半円をイメージして掘ります。
前後の厚さが変わらないように測りながら掘るときれいにできます。
大体の大きさになったら紙やすりなどできれいな面に仕上げましょう。掘った面がボコボコしていると、アウターやチャンバーに干渉して想像以上にマグウェルが飛び出します。
そして今作業一番緊張する作業、ネジの通る穴あけ!!
調整室にはフライス盤やボール盤もありますが、今回は個人でDIYできることも課題の一つですのでリューターで慎重に穴をあけていきます。
穴をあける箇所は、あらかじめAK本体に入れてみてあたりをつけましょう。最初に穴をあける箇所にくぼみを作っておくとうまくいくかも! 貫通したら棒やすり等で実際のネジの太さより余裕のある大きさまで広げておくと組み込むときの調整が楽です。
よっしゃ完成! と、いざ組み込むとちょっと長さが足りない…(; ・`д・´)
どうやらネジ穴の位置が前過ぎたよう。
用意したネジ(25ミリ)もやっぱりそのままだと長すぎ見たいですね。このままだとマガジン貫通しちゃいます(笑)
というわけで、マグウェル前面に3ミリ厚のゴム板を張り、ネジも受けと面一になるよう長さ調整して完成です! しかし実際にやってみると結構な時間がかかりますね。 早くE&Lさんがパーツとして販売してくれることを願うばかりです!
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以上AKに愛を注ぐスタッフKATSUでした!
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