2016年05月07日
AR-57 クレーンストックバージョン!
こんばんは、Tacです。
今日はAY AR-57の分解・調整を行います。
当店で取り扱っていたAR-57はフロント配線のフォールディングストックバージョンでしたが、リア配線の方がカッコいいんじゃないかと思ったので、調整がてらリア配線化しました!
AR-57はP90の弾が撃てるM4!みたいな感じです。
ARのロアレシーバーですが、アッパーレシーバーにはP90のマガジンがセットできるようになっており、ロアレシーバーのマガジンハウジングから排莢します。
マガジンキャッチは付いたままなのでM4マガジンも挿すことは出来ますよ!
マガジンを外してみると専用設計のチャンバーとメカボックスが見えます。
フロントのピンを抜き、テイクダウンします。
アッパーレシーバーに首という概念は無く、一本の金属の棒のように堅牢です。
チャンバー上部の鮫の背びれのようなものはBB弾のストッパーを解除するためのもの。
下部の棒状のものはM4マガジンを挿した時の固定用です。
インナーバレルは300mmで、バレル・ホップアップパッキン共に共通規格です。
このAR-57のチャンバー。
純正で入っている、チャンバーをメカボックスに押し当てるためのスプリングがとても弱く、マガジン固定位置がズレると初速が20m/s以上も低下してしまう問題が発生します。
これではいけないので、当店の調整モデルではここのスプリングを変更してチャンバーが動かないようにしてあげます。
次にグリップ、モーターを外します。
グリップはM4系の規格のものですが、交換は難しそうです。
マガジンキャッチとピンを2本外します。
コチラがAR-57のメカボックス。
P90のマガジンを装着するために、メカボックスの上部が削られています。
AR-57は何丁か調整しましたが、下の方のネジが一本入っていないのはデフォルトのようです。
組み上げの際にはネジを追加します。
AR-57のメカボックス内部です。
中華グリスの汚れ具合は可もなく不可もなく・・・。
ノズル以外は共通規格だと思います。
全て分解し、パーツを洗浄します。
ギアは比較的精度が良く、かなり静かに回ってくれますよ!
真鍮製の専用ノズルは内部にOリングの入ったエアシールタイプ。
ピストンは金属製のハーフティースタイプが入っていました。
通常はトルクギアを使用する際に使うものですが、ノーマルギアと組み合わせても問題はありません。
タペットプレートはVer.2タイプです。
バッテリーをクレーンストック内に収納したいので、リア配線で引き直します。
当店で使用しているノーマルコードは耐熱性に優れたシリコン皮膜&通電効率の良い銅配線なので、大陸製電動ガンの純正配線から交換するだけで燃費やサイクル、レスポンスがアップします。
更にレスポンスを追求される方には、とても通電効率の良い銀でメッキされたハイレスポンスコードのTコネクター仕様をお勧めします。(OvO)p
配線引き直しメニューにはヒューズの取付も含まれています。
万が一の時に備えてあったほうが良いですよね!
調整が終わったら30mレンジで初速や弾道の確認を行います。
当店では東京マルイパーフェクトヒットBB弾もしくはG&G製のBB弾を使って試射を行い、試射したBB弾で性能を保証しております。
ホップゼロで約93m/sと良好な数値です。
ホップ適正でも約93m/sと大変良好!
このモデルはそのままのセッティングではホップアップを掛けると初速が大きく下がってしまうのですが、今回は実験としてホップゼロと適正で初速の変化が出にくいようにセッティングしてみました。
結果は大成功ですね!(OvO)
調整プランは国産モーターに交換するUltimateプラン。
更に今回は配線をシリコンコードで引き直しているので連射サイクルはLi-po7.4vで16発オーバー!
初速、連射サイクル、集弾性ともに良好な結果となりました。
AR-57は残り数がわずかなので、気になる方はお早めにドウゾ!
■AY AR-57 Crane stock ver.
以上、AY AR-57の分解&調整レビューでした。
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私の個体も内部カスタムしたのですが初速が53と低く悩んでいます。メカボックスに押し付けるスプリングを交換というのは、より強いスプリングに交換するということでしょうか?