2015年12月12日
G&G 電子トリガーモデル SRL 9”分解レビュー!
こんばんは、Tacです。
今日はG&Gから発売されている話題電子トリガー搭載のCM16 SRL9”の分解レビューを行います。
人気機種のWILDHOGやPredatorと異なる点は、フレームが樹脂製のスポーツラインモデルであるということ!
スポーツラインモデルと言っても、KeyModハンドガードやアウターバレル、ストックパイプなどは金属製なので、軋みやたわみはありません。
レシーバーが樹脂製であることなんか全く気にならないと思いますよ!
それでは分解レビューに移りマス。
まずはフロントにピンを抜いて、レシーバーを分割します。
ピンはロアレシーバーからは完全には抜けないようになっているので、脱落や紛失の心配がありません。
9インチモデルのインナーバレルは260mm。
チャンバーやパッキンは一応共通規格ですが、相性があるので中々難しいところです。
次はロアレシーバー側に移ります。
ストックパイプ内に収納されている、FET&3点バーストユニットを引っ張りだし、タイラップを切って外します。
基盤に接続されている信号線のコネクターを外す必要があるので、コネクター付近の熱収縮チューブを少しカットしてから外します。
信号線をストックパイプから引き抜き、メインの配線の中継コネクターを外します。
次にグリップを外します。
グリップエンドは六角ネジ。
モーター端子は、写真のように小さなマイナスドライバーを潜りこませて跳ね上げるように外すと、配線や端子を傷めること無くスムーズに作業出来ますよ。(*^^*)
スポーツラインモデルには、これまでと同じオリジナル18000モーターは入っています。
グリップが外れたら、あとはピンを2本とマガジンキャッチを外すだけでメカボックスを取り出すことが出来ます。
ここで注意していただきたいのがトリガーピン。
片側にローレット加工がされていて、よく見るとギザギザしているのがわかります。
このピンがギザギザしている方の反対側かた叩いて抜く必要があります。
発射の振動などでボルトキャッチのピンが抜けてくることが多いので対策を施します。
接着剤などを使うと分解不可になってしまうので、ネジロック剤を使うのが良いでしょう。
マガジンキャッチは六角ネジ固定式。
リアルタイプより分解組み立てが楽なので嬉しいです。(笑)
メカボックスはスタンダード規格のVer.2
一般的なメカボックスとはネジの向きが逆ですが、ひっくり返すだけなのですぐに慣れると思います。
メカボックスを開ける際には、スプリングガイドにピンポンチ等を挿して抑えながら開けると、スプリングが飛び出す心配がありません。
同時にシリンダーも抑えながら開けると良いでしょう。
メカボックス内部はスイッチ以外はこれまでのCM16シリーズと同じものとなっています。
G&Gはギアやピストンの耐久性が比較的高いので破損率が低くなっています。
CM16シリーズは軸受けが厚く、ベベル上はギアと干渉して跡がついていました。
このままだとピニオンギとベベルギアが噛みすぎてしまうので、これより薄い軸受けに変更します。
G&Gの電子トリガー搭載モデルのスイッチはこんなに小さなタクトスイッチ!
時代は進んでいますね!
念入りにシム調整を行い、グリスアップ。
ギアだけでなく、シャフトや軸受け、その他の可動部にも適切なグリスを使い分けて塗布します。
シリコングリスやモリブデングリス、リチウムグリス、セラミックグリスなどを単体で使ったり、混合したりと使い方は様々です。
このモデルのピストンにはシリコングリスを使用します。
ピストンの歯やレールに筆を使って丁寧に塗りこみます。
ピストンOリングとシリンダー内に少量のシリコングリスを塗り、シリンダー内にシリコンスプレーを少し吹いてからピストンを入れて往復させて馴染ませます。
気密の確認と、余分なグリスを拭き取ることで安定した射撃性能を実現します。
最後にメインスプリングの選定です。
当店では80m/s、90m/s、95m/sの三種類のオリジナルスプリングをそれぞれの機種や個体、カスタムプラン、お客様ご希望の初速微調整メニューなどに応じて使い分けています。
お客様からとくにご希望がなければ、初速は0.2g使用時で約90m/sに合わせて出荷しておりますが、最近は初速微調整が大人気でして、正直、初速を合わせるのに時間が掛かったりしています。(笑)
シム調整やグリスアップ、スプリング交換、プラン別パーツ交換などを行い、組み上げます。
それ以外にも、「この機種にはこれをやると良くなる!」などの様々な加工等のノウハウを注ぎ込みます。
メカボックスを閉じたら、ネジを締める前にノズルは正しく動くか、メカボックスに隙間は無いかなどを確認します。
ネジは適切なトルクで締め付けましょう。
ネジがナメたり、折れたりすると厄介です。
組み上げたら、室内30mレンジで試射を行います。
当店ではプランごとに命中精度の基準を設けています。
基本的に純正パーツを使用するBasicプランでは30m先の30cm×30cmの枠に7割以上命中すること。
インナーバレルやチャンバー、ポップアップパッキン、ノズル、シリンダー周りなどの様々なパーツをその機種に最適な組み合わせで交換し、命中精度を追求するGungnirやUltimateプランでは同じ枠に9割以上命中することが出荷条件です。
チューナーによるチェックの後に、出荷担当の別のスタッフがチェックする二重の体制をとっており、僅かでも不良があれば調整やり直しとしてチューナーに戻ってきます。
万が一、調整モデルでご購入いただいた商品がお客様のもとに届いて不具合が発生した場合は、到着後3日以内であれば初期不良として扱い、往復送料と修理費用は当社負担で対応致しますので安心してご利用ください。
また、ご購入後3ヶ月以内の内部トラブルが発生した場合は、修理工賃と返送料に関しましては、当社負担でご対応させていただいております。
3ヶ月を過ぎて保証が切れた場合でも、保証切れ工賃は掛かってしまいますが、修理を承っております。
ひとつひとつ分解して調整するというショップですので、どうしても注文してからお手元に到着するまでお時間が掛かってしまいますが、出来るだけ早くお届け出来るようスタッフ一同頑張っておりますのでご理解をお願い致します。m(_ _)m
以上、G&G CM16 SRL 9”の分解レビューでした!
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レシーバーの入荷予定はないですが、メカボは少しだけ在庫あります。
サイトでは売り切れ表示しておりますので、メールにてご相談下さい。
SRXLも同じだと思うのですが
ハンドガードの取り外しはネジはずすだけで出来るのですが
アウターバレルの交換を考えてるのですが
バレルナット?のはずし方を出来ましたら教えてください
オリジナル設計のため、専用工具が必要みたいです。
私達はいろいろと機械も揃っているのでどうにか外せますが、そのような環境がないと難しいかもしれません。
同じシリーズのSR-Lを使っているのですが、セミの状態で素早くダブルタップすると撃てなくなってしまいます。バッテリーを一度外し、また接続すると再び作動します。しかし、セミで素早く撃つと再び撃てなくなってしまいます。
このような不具合?はどのようにしたらいいですか?
断定は出来ませんが、れーるがんさんの連射がだいぶ早く、ピストンが戻るより先にもう一度トリガーを引いているという可能性はありませんでしょうか?
もし心当たりがあるのでしたら9.6vの少し電圧の高いバッテリーをご使用になってはいかがでしょうか?