2017年04月04日
大好評御礼! ビンテージの秘密をドバっと大開放! その3
はいさーい! 前2回に渡りお届けいたしました「ビンテージの秘密」も、とうとう本記事が最終回! 前回記事 「大好評御礼! ビンテージの秘密をドバっと大開放! その2」では、ビンテージの醍醐味でもあるオイル浸透の地獄のような工程をご紹介いたしました! 今回はその続き、いよいよビンテージの完成をご紹介していきます!!
トップ画像は、ビンテージ加工が完了したLCT RPKですね! これくらい気持ちよく艶が出てくれると、加工の大変さも報われます。それでは早速前回の続きから・・・っとぉ! 問題発生です。 合板に裂け目や穴が開いてしまっています。
ブログ用の画像は小さいので、確認しづらいと思いますが、合板の柔らかい部分に割れが生じているんですね。 これは合板でも単板でもたまに見られる問題です。表面にニス処理を施されてる場合は、裂け目の表面をコーティングしているため気づきにくいですが、ニスを剥がしてしまうとごまかせない部分です。
もちろん、木製パーツの乾燥工程でも、環境によっては新たな割れを生じさせてしまう場合がありますので注意が必要です。 もちろん!この程度の問題などすでに対策済み!! 木の削りくずを細かいものに分けOOOOした(※企業秘密) 特製ペーストがこちら!
ほぼ木の粉でできているので、埋めた後も見た目にわかりにくいです。しかし、染まり方に違いが出るのでこの穴を埋めるのはオイル染色工程後半。細心の注意を払い、できるだけ目立たないように仕上げます。 加工後の画像がコチラ↓
さらに表面に仕上げ用オイルを塗布し、乾燥させます。
乾燥後、各パーツの仕上がり具合を検品し、問題が無ければワックスで仕上げを行います。 ワックスは全体に薄ーく伸ばし、ワックスによる膜が全体に均一になるよう丹念に塗り重ねてさらに半日乾燥!! ワックスを塗った直後は艶なしマットな表面。
ワックスが全体的に乾いたら、きれいな布で磨いていきます。(※参考画像AK47ストック) こいつを布で磨いていくと・・・
こーんな感じでツヤッツヤに! ビンテージ室の照明はあまり明るくはないのですが、それでも艶が出ているのがお分かりいただけると思います。
全ての作業を終えたら、パーツをエアガンに組み込んで・・・
ビンテージ加工完成!!
複雑な曲線のハンドガードも良く光を反射してくれてセクシー!
気になっていたハンドガード部分の木割れもしっかり目立たなくなりました!
これだけ近づいても大丈夫! ※ハンドガード中央の穴は、ハンドガードの合わせ目で元々ある形状です。 割れが生じていたのは右ハンドガード。
穴だった部分は、表面の凹凸を光の反射で追って行ってようやくわかる程度。裂け目は完全に消すことに成功しました! やったー!!
ストックも渋みのある艶。木目もきれいに出てくれてうれしいですね!
撮影室の証明だと、表面の艶がありすぎて白飛びしてしまうため、普通の蛍光灯の下で取った方が、よりビンテージのきれいな表面仕上げを感じていただけるでしょうか。
というわけで、全3回に分けてお送りしてきました「大好評御礼! ビンテージの秘密をドバっと大開放!」 もちろんブログや本では公開していない様々なテクニックを使用して、お客様のご要望に合った製品をバンバン作ってまいります! 木と鉄の銃が好き過ぎて、採算度外視で突き抜けてしまった「ウッドパーツ・ビンテージ加工」!
当店お買い上げの本体以外にも、お持ち込みでのビンテージ加工も受け付けておりますので、まずはお気軽にお問い合わせくださいね! 以上! ビンテージ担当KATSUでした!! ※ブログコメント欄ですと見落としの可能性がありますので、当店HPのお問い合わせフォームよりご連絡をお願いいたします。
トップ画像は、ビンテージ加工が完了したLCT RPKですね! これくらい気持ちよく艶が出てくれると、加工の大変さも報われます。それでは早速前回の続きから・・・っとぉ! 問題発生です。 合板に裂け目や穴が開いてしまっています。
ブログ用の画像は小さいので、確認しづらいと思いますが、合板の柔らかい部分に割れが生じているんですね。 これは合板でも単板でもたまに見られる問題です。表面にニス処理を施されてる場合は、裂け目の表面をコーティングしているため気づきにくいですが、ニスを剥がしてしまうとごまかせない部分です。
もちろん、木製パーツの乾燥工程でも、環境によっては新たな割れを生じさせてしまう場合がありますので注意が必要です。 もちろん!この程度の問題などすでに対策済み!! 木の削りくずを細かいものに分けOOOOした(※企業秘密) 特製ペーストがこちら!
ほぼ木の粉でできているので、埋めた後も見た目にわかりにくいです。しかし、染まり方に違いが出るのでこの穴を埋めるのはオイル染色工程後半。細心の注意を払い、できるだけ目立たないように仕上げます。 加工後の画像がコチラ↓
さらに表面に仕上げ用オイルを塗布し、乾燥させます。
乾燥後、各パーツの仕上がり具合を検品し、問題が無ければワックスで仕上げを行います。 ワックスは全体に薄ーく伸ばし、ワックスによる膜が全体に均一になるよう丹念に塗り重ねてさらに半日乾燥!! ワックスを塗った直後は艶なしマットな表面。
ワックスが全体的に乾いたら、きれいな布で磨いていきます。(※参考画像AK47ストック) こいつを布で磨いていくと・・・
こーんな感じでツヤッツヤに! ビンテージ室の照明はあまり明るくはないのですが、それでも艶が出ているのがお分かりいただけると思います。
全ての作業を終えたら、パーツをエアガンに組み込んで・・・
ビンテージ加工完成!!
複雑な曲線のハンドガードも良く光を反射してくれてセクシー!
気になっていたハンドガード部分の木割れもしっかり目立たなくなりました!
これだけ近づいても大丈夫! ※ハンドガード中央の穴は、ハンドガードの合わせ目で元々ある形状です。 割れが生じていたのは右ハンドガード。
穴だった部分は、表面の凹凸を光の反射で追って行ってようやくわかる程度。裂け目は完全に消すことに成功しました! やったー!!
ストックも渋みのある艶。木目もきれいに出てくれてうれしいですね!
撮影室の証明だと、表面の艶がありすぎて白飛びしてしまうため、普通の蛍光灯の下で取った方が、よりビンテージのきれいな表面仕上げを感じていただけるでしょうか。
というわけで、全3回に分けてお送りしてきました「大好評御礼! ビンテージの秘密をドバっと大開放!」 もちろんブログや本では公開していない様々なテクニックを使用して、お客様のご要望に合った製品をバンバン作ってまいります! 木と鉄の銃が好き過ぎて、採算度外視で突き抜けてしまった「ウッドパーツ・ビンテージ加工」!
当店お買い上げの本体以外にも、お持ち込みでのビンテージ加工も受け付けておりますので、まずはお気軽にお問い合わせくださいね! 以上! ビンテージ担当KATSUでした!! ※ブログコメント欄ですと見落としの可能性がありますので、当店HPのお問い合わせフォームよりご連絡をお願いいたします。