2017年04月02日
大好評御礼! ビンテージの秘密をドバっと大開放! その2
はいさーい! 昨日の「大好評御礼! ビンテージの秘密をドバっと大開放! その1」に引き続き! 今回も「ビンテージの秘密 その2」をババーン! と解き明かしていっちゃうスタッことフKATSUです!
という訳で、第2回はトップ画像でもアピールしている通り、ビンテージ加工の華! 「オイル浸透」の工程をご紹介していきます! まずは前回、表面のニスを落とした木製パーツをウオッシュ! ウォッシュ!!
細かいチリや削りカスは、オイル浸透への妨げになりますので、徹底的にキレイに水洗いしましょう! 私はブラシ等も使います。 水洗いした後は、布などで水気を拭き取りしっかり乾燥させましょう。
乾燥後の写真がコチラ! 季節や天候によって、乾燥しきるまでの時間に変動があるため、小まめに木の状態を確認しましょう! 中途半端な状態でオイルを乗せてしまうと、オイルでの染まり具合がまちまちになって、悲しい結果になってしまいます。
しっかり乾燥させると、白くてきれいな素地が出ています。もちろんメーカーによって使用している木の種類が変わりますので、乾燥後の木地の色も違いますのでご注意を!
そんでもって、取り出したのは魔法のオイル! 当店では数種類のオイル・オイルステンをメーカー別に揃え、試作を繰り返したとっておきのオイルを使用! そいつを紙コップの白さを利用しながら、目的の色味になるまで更にかけ合わせます。
オイル塗布一回目はこんな感じですね。 実銃画像を参考にしながら、どの色味に寄せていくのか結果を想像しながら塗布するオイルを選定します。
ストック以外も塗っていきましょう! 一回目のオイル塗布では、まだまだ下地の木の色が強く出てしまうので、ハンドガードの染まり具合に差が出てきています。表面に出てきている木の質が大きく異なるためですが、この場合でも、ハンドガードの左右で塗布するオイルを変えることで、色味を寄せていきます。パーツごとにオイル調合をするのは手間がかかりますが、コレも仕上がりのため!!
塗布1回目後、乾燥が完了したパーツです。 オイルで濡れている状態と、乾燥後では大きく色味が異なります。
乾燥しているかどうかの判断として、表面を拭いて、色移りしないか見るのも有効です。1回目の塗布時、オイルが多すぎたり少なすぎたりすると表面の状態が変わりますので、適量を塗るためには、ある程度の試行錯誤が必要になってきます。
乾燥が確認できたら、早速2回目のオイル塗布! もちろん一回目と違うブレンドオイル浸透をすることで、色味のレイヤー効果を狙います。
問題の左右で色が違うハンドガードも、個別に違うオイルで染色することで、同じ色へと近づけます!
2回目のオイル塗布後。 ハンドガードの色味がだんだん寄って来たことがお分かりいただけるかと思います。
さくっと乾燥後。 さあここからが正念場というやつです!
完成後の艶を引き出すため、表面処理を行いながら、同時にオイル浸透を仕掛けます! 使用するのは目の細かい紙やすり!
まずは換装した木製パーツに、表面処理用のオイルを塗って・・・
手の感触を頼りに、ひたすら研磨! 角などヤスリやすい部分は、多めに削って下地が出てしまう場合があるので気をつけます!
磨き後。 え? もちろんこれで終わりじゃないですよ(泣)
さらに塗る!
そしてやする! この苦行とも言える作業を納得行くまで繰り返します。 やりすぎるとせっかく染めた部分が斑(まだら)になってしまいますので、ひたすら神経を集中させましょう! 施工する本数が多いと、ビンテージ加工室に3時間以上缶詰になることもザラです(泣)
こうして仕上がった木製パーツは、木目も際立ち、表面の艶もマシマシ! 正直ここまでやっているところは他にないんじゃないでしょうか・・・だって採算取れないし・・・
というわけで地獄のオイル浸透工程編でしたが、完成まではまだまだ!! そう! 「ビンテージの秘密その3」へと続きます!
みなさまお楽しみに! スタッフKATSUでした。
という訳で、第2回はトップ画像でもアピールしている通り、ビンテージ加工の華! 「オイル浸透」の工程をご紹介していきます! まずは前回、表面のニスを落とした木製パーツをウオッシュ! ウォッシュ!!
細かいチリや削りカスは、オイル浸透への妨げになりますので、徹底的にキレイに水洗いしましょう! 私はブラシ等も使います。 水洗いした後は、布などで水気を拭き取りしっかり乾燥させましょう。
乾燥後の写真がコチラ! 季節や天候によって、乾燥しきるまでの時間に変動があるため、小まめに木の状態を確認しましょう! 中途半端な状態でオイルを乗せてしまうと、オイルでの染まり具合がまちまちになって、悲しい結果になってしまいます。
しっかり乾燥させると、白くてきれいな素地が出ています。もちろんメーカーによって使用している木の種類が変わりますので、乾燥後の木地の色も違いますのでご注意を!
そんでもって、取り出したのは魔法のオイル! 当店では数種類のオイル・オイルステンをメーカー別に揃え、試作を繰り返したとっておきのオイルを使用! そいつを紙コップの白さを利用しながら、目的の色味になるまで更にかけ合わせます。
オイル塗布一回目はこんな感じですね。 実銃画像を参考にしながら、どの色味に寄せていくのか結果を想像しながら塗布するオイルを選定します。
ストック以外も塗っていきましょう! 一回目のオイル塗布では、まだまだ下地の木の色が強く出てしまうので、ハンドガードの染まり具合に差が出てきています。表面に出てきている木の質が大きく異なるためですが、この場合でも、ハンドガードの左右で塗布するオイルを変えることで、色味を寄せていきます。パーツごとにオイル調合をするのは手間がかかりますが、コレも仕上がりのため!!
塗布1回目後、乾燥が完了したパーツです。 オイルで濡れている状態と、乾燥後では大きく色味が異なります。
乾燥しているかどうかの判断として、表面を拭いて、色移りしないか見るのも有効です。1回目の塗布時、オイルが多すぎたり少なすぎたりすると表面の状態が変わりますので、適量を塗るためには、ある程度の試行錯誤が必要になってきます。
乾燥が確認できたら、早速2回目のオイル塗布! もちろん一回目と違うブレンドオイル浸透をすることで、色味のレイヤー効果を狙います。
問題の左右で色が違うハンドガードも、個別に違うオイルで染色することで、同じ色へと近づけます!
2回目のオイル塗布後。 ハンドガードの色味がだんだん寄って来たことがお分かりいただけるかと思います。
さくっと乾燥後。 さあここからが正念場というやつです!
完成後の艶を引き出すため、表面処理を行いながら、同時にオイル浸透を仕掛けます! 使用するのは目の細かい紙やすり!
まずは換装した木製パーツに、表面処理用のオイルを塗って・・・
手の感触を頼りに、ひたすら研磨! 角などヤスリやすい部分は、多めに削って下地が出てしまう場合があるので気をつけます!
磨き後。 え? もちろんこれで終わりじゃないですよ(泣)
さらに塗る!
そしてやする! この苦行とも言える作業を納得行くまで繰り返します。 やりすぎるとせっかく染めた部分が斑(まだら)になってしまいますので、ひたすら神経を集中させましょう! 施工する本数が多いと、ビンテージ加工室に3時間以上缶詰になることもザラです(泣)
こうして仕上がった木製パーツは、木目も際立ち、表面の艶もマシマシ! 正直ここまでやっているところは他にないんじゃないでしょうか・・・だって採算取れないし・・・
というわけで地獄のオイル浸透工程編でしたが、完成まではまだまだ!! そう! 「ビンテージの秘密その3」へと続きます!
みなさまお楽しみに! スタッフKATSUでした。