2015年08月22日
BOLT SR-47 HC分解レビュー
こんばんは、Tacです。
今日はBOLT SR-47 HCの分解レビューを行います。
海外製では珍しい純正でハイサイクル仕様の電動ガン!
ハイサイクルとは言っても秒間約18発なので、早すぎない気持ちのよい連射サイクルになっています。
BOLTの特徴であるハードリコイルはありませんが、発射に合わせて排莢ポートが激しくブローバックします!
フロントのロックピンを抜けば、上下にテイクダウンすることができます。
チャージングハンドルのツメがアッパーレシーバーを挟んでいるので、ハンドルのレバーを握りながらロアレシーバーを後方にスライドさせます。
こちらがSR-47オリジナルのチャンバー。
M4レシーバーにAKマガジンを使用するので、どうしてもこのようなS字ルートの構造になってしまいます。
かなり特殊な形状なので、一体型で作るのは難しく、モナカ形状になっています。
3本のネジとHOPダイヤル、Oリングを外して二分割します。
パッキンやインナーバレルは一応共通規格になっています。
このモデルはハイサイクルモデルでショートサイズなので、インナーバレルは190mmとなっています。
ショートバレルなのでプチ流速仕様です。
ブローバックユニットを取り外します。
少し複雑な機構になっているので、パーツの配置をよく覚えておきましょう。
最初に引きバネを外し、ロッドを前方に押しながら白いパーツを持ち上げて取り外します。
次にストック部分を分解します。
ストックのポジションレールの下に配線が収まっています。
ネジロック剤が塗布されているので、頭を潰さないようにしっかり力を掛けてネジを外します。
グリップを取り外します。
意外にも、ハードリコイル有りのBOLTのモーターと同じものが入っていました。
どうやらハイサイクルの秘密はメカボックス内にあるようです!
丸で囲った2本のピンを抜きます。
小さい方のピンには片側にローレット加工が施されているので、叩く向きに注意しましょう。
マガジンキャッチを外します。 M1.3の小さなネジが使われています。
SR-47はM4のようなレシーバー右側のマガジンキャッチボタンと、AKのようなマガジンハウジング後方のレバーの両方が付いています。
また、内部のブロックも外す必要があるので工程が少し多くなっています。
マガジンハウジングを覗くと黒のブロックがあるので、それを外します。
このブロックがないとマガジンをロックすることが出来ないので紛失に注意しましょう。
ストックパイプを外さなくてもこのようにメカボックスにアクセスすることができるので、外さずに作業します。
メカボックス内部は黒いグリスが塗布されています。モリブデン系のグリスでしょうか。
ハードリコイルモデルとは違い、樹脂製に金属歯のピストンが入っていました。
ピストンヘッドはグリーンアルマイトのアルミピストンヘッド。 前方に吸気のホールが設けられています。
シリンダーヘッドは気密性の高いアルミ削り出しです。
ノズルは樹脂製で、内部にOリングの入ったエアシールタイプ。
全長はM4サイズよりも少し長い21.8mmでした。
しかし、個体差があるようで、ノズルの長さはまちまちです。
ハイサイクルの秘密はギアにありました!
標準で13:1ハイスピードギアが入っています。
ベベルギアはラッチ10枚仕様で、セミオートのキレが向上しています。
シム調整やグリスアップなど各所調整を行い、組み上げます。
Li-po7.4vバッテリーで秒間約18発と使いやすいサイクルに仕上がっています。
13:1ギアを組むだけでノーマル比3~4発アップになるので、ご自身の銃でもお手軽ハイサイクル化をしてみても良いかも!?
以上、BOLT SR-47 HCの分解レビューでした!